異状いじやう)” の例文
しかわたしすこしも身體からだ異状いじやういです、壯健さうけんです。無暗むやみ出掛でかけること出來できません、何卒どうぞわたし友情いうじやうことなんとかしようさせてください。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
昨夕ゆうべまでられないのが心配しんぱいになつたが、前後ぜんご不覺ふかくながところのあたりにると、はうなにかの異状いじやうではないかとかんがした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
千葉家ちばけふて大黒柱だいこくばしら異状いじやうつては立直たてなほしが出來できぬ、さうではいかと奧樣おくさまくらべてへば、はッ、はッ、とこたへてことばかりき。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
御米およね家中うちぢゆう一回ひとまはりまはつたあとすべてに異状いじやうのないことたしかめたうへまたとこなかもどつた。さうしてやうやねむつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
けれどもこの震動しんどうが、何時いつまでつても胎兒たいじ發育はついくこれといふ影響えいきやうおよぼさず、したがつて自分じぶん身體からだにもすこしの異状いじやうおこさなかつたことたしかわかつたとき御米およねやうや安心あんしんして
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)