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てつづき
ふりがな文庫
“
手続
(
てつづき
)” の例文
旧字:
手續
若者
(
わかもの
)
は
快
(
こころよ
)
く
引
(
ひ
)
き
受
(
う
)
け、
直
(
ただ
)
ちにその
準備
(
したく
)
にかかりました。
尤
(
もっと
)
も
準備
(
したく
)
と
言
(
い
)
っても
別
(
べつ
)
にそううるさい
手続
(
てつづき
)
のあるのでも
何
(
なん
)
でもございませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それから老婆に向って、
市
(
まち
)
に誰か代人なり、または知合いで、登記の
手続
(
てつづき
)
やその他必要なことを全部委任することの出来る人はないかと聞き
糺
(
ただ
)
した。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
日本を不利の地位に陥れむとするウオル街の全権代表者より個人的に適法の
手続
(
てつづき
)
を以て小生の手に渡り、合法的に小生の所有となったものでありますから
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
でもね、私達には子供がなかったので、神様から
授
(
さずか
)
った本当の娘だと思って、警察の
手続
(
てつづき
)
もすませ、立派にお前を
貰
(
もら
)
って来て、私達はたんせいをこらしたのさ。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
この驚くべき報告が麓へ拡まると、町からも村からも大勢の加勢が
駈着
(
かけつ
)
けた。安行の屍体は自宅へ、お杉と𤢖の
亡骸
(
なきがら
)
は役場へ、
其
(
そ
)
れ
其
(
ぞ
)
れに
引渡
(
ひきわた
)
しの
手続
(
てつづき
)
を
了
(
お
)
えた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
武士は中へ入って
手続
(
てつづき
)
をふみ、己の住居することになっている長屋へ入った。長屋の
両隣
(
りょうとなり
)
には心安い人がいたが、もう
夜
(
よ
)
が
更
(
ふ
)
けているのでその
夜
(
よ
)
はそのまま寝ることにして寝た。
山寺の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
又
後
(
うしろ
)
ふり向きし
其
(
その
)
あわれさ、
八幡
(
はちまん
)
命かけて堪忍ならずと珠運七と
呼留
(
よびと
)
め、百両物の見事に投出して、亭主お辰の
驚
(
おどろく
)
にも
関
(
かま
)
わず、
手続
(
てつづき
)
油断なく
此
(
この
)
悪人と
善女
(
ぜんにょ
)
の縁を切りてめでたし/\
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
奥さんはそうした
手続
(
てつづき
)
の済むまで、誰もKの部屋へは
入
(
い
)
れませんでした。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そんな
面倒
(
めんどう
)
な
手続
(
てつづき
)
を
踏
(
ふ
)
んであってさえも、
幽
(
ゆう
)
から
顕
(
けん
)
に、
肉体
(
にくたい
)
のないものから
肉体
(
にくたい
)
のあるものに、
移
(
うつ
)
り
変
(
かわ
)
るには、
実
(
じつ
)
に
容易
(
ようい
)
ならざる
御苦心
(
ごくしん
)
と
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
此
(
この
)
上の
手続
(
てつづき
)
は
委
(
くわ
)
しく記すまでもあるまい。権次が一旦上まで
引返
(
ひっかえ
)
して、一同に
其
(
その
)
始末を報告した上で、
三個
(
みつ
)
の亡骸は畚に乗せて順々に
引揚
(
ひきあ
)
げられた。第一は安行、第二は𤢖であった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
さて、波越警部の現場調査、それから
暫
(
しばら
)
くして来着した裁判所の一行の検視
手続
(
てつづき
)
などを
細叙
(
さいじょ
)
していては、非常に退屈だから凡て省略して、ただ読者に告げて置かねばならぬ点丈けを、列記すると
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
人間界
(
にんげんかい
)
にて
考
(
かんが
)
えているような、
所謂
(
いわゆる
)
死
(
し
)
というものはもちろんない。あれは
物質
(
ぶっしつ
)
の
世界
(
せかい
)
のみに
起
(
おこ
)
る、
一
(
ひと
)
つのうるさい
手続
(
てつづき
)
なのじゃ。——が、
竜神
(
りゅうじん
)
の
躯
(
からだ
)
にも
一
(
ひと
)
つの
変化
(
へんか
)
が
起
(
おこ
)
るのは
事実
(
じじつ
)
である。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
続
常用漢字
小4
部首:⽷
13画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭