-
トップ
>
-
御苦労
>
-
ごくらう
御苦労、
御厚意は
受取つたが、
己の
刻んだ
此の
婦は
活きとるぞ。
貴様たちに
持運ばれては
血の
道を
起さう、
自分でおんぶだ。
アー
大きに
御苦労、
折角の
思召しだから
受納いたしまする。先「
中々旨いねえ……
是で
帰りましても
宜しうございますか。 ...
危いとも
思はずにずつと
懸る、
少しぐら/″\としたが
難なく
越した。
向ふから
又坂ぢや、
今度は
上りさ、
御苦労千万。
往て
参りました。主「
大きに
御苦労だつた、早く
牡丹餅を食べな。小「へえ、
有難う
存じます、アヽ
此所なら
誰も知りやアしない
桶で
蓋をしてあるから
気が
附かない。 ...
幸師匠はマア
寄席へもお
出なさいません
閑人でいらつしやる事でげすから、
御苦労ながら三
遊社の
総代として、
貴方京都へ
行つて
下さる
訳には
参りませんかと、
円朝が
頼まれました。
さて
何うも一
方ならぬ
御厚情に
預り、
少からぬ
御苦労を
掛けました。