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小屋
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ごや
ふりがな文庫
“
小屋
(
ごや
)” の例文
それからは、まい
晩
(
ばん
)
、くらくなりますと、ノロ公はじぶんのいつもの
寝場所
(
ねばしょ
)
をぬけだして、あき
小屋
(
ごや
)
へいくことにしているのでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
と
雀
(
すずめ
)
は、
一銭銅貨
(
いっせんどうか
)
をくわえて、おおいそぎで
水車
(
すいしゃ
)
小屋
(
ごや
)
の方へとんでいきました。この
雀
(
すずめ
)
は水車小屋ののきばにすんでいたのでありました。
落とした一銭銅貨
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
ですから教室はあの水車
小屋
(
ごや
)
みたいな
古臭
(
ふるくさ
)
い
寒天
(
かんてん
)
のような教室でした。みんなは
胆取
(
きもと
)
りと
巡査
(
じゅんさ
)
にわかれてあばれています。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
これは
陸地測量隊
(
りくちそくりょうたい
)
がかけていった小屋で、もちろん無人のときの方が多い。その
空
(
あ
)
き
小屋
(
ごや
)
に三人ははいって、その夜はここで一泊することにした。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ところもあろうに、こんな
馬糧
(
まぐさ
)
だらけな馬糧
小屋
(
ごや
)
のなかで、いきなりぶつかりあおうとは、
両童子
(
りょうどうじ
)
、どっちも
夢
(
ゆめ
)
にも思わなかッたことにちがいない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それから、むすこはヤギのつなをつかんで、ヤギ
小屋
(
ごや
)
のなかへつれていき、そこにしっかりとつなぎました。
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
柱
(
はしら
)
は
圓
(
まる
)
い
材木
(
もくざい
)
をそのまゝ、あるひは
皮
(
かは
)
をむいて
用
(
もち
)
ひ、
柱
(
はしら
)
の
下
(
した
)
には
礎
(
いしずゑ
)
もない、
掘立
(
ほつた
)
て
小屋
(
ごや
)
といふふうなものであつたので、
今日
(
こんにち
)
その
跡
(
あと
)
はなにも
殘
(
のこ
)
つてをりません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
さあそれが
評判
(
ひょうばん
)
になりまして、「甚兵衛の人形は
生人形
(
いきにんぎょう
)
」といいはやされ、町の人たちはもちろんのこと、
遠
(
とお
)
くの人まで、甚兵衛の人形
小屋
(
ごや
)
へ
見物
(
けんぶつ
)
に
参
(
まい
)
りました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
夜になってわたしたちがきたない
宿屋
(
やどや
)
かまたは
物置
(
ものお
)
き
小屋
(
ごや
)
につかれきってたどり着くと、もうはだまで水がしみ通って、わたしたちはとても
笑顔
(
えがお
)
をうかべてねむる元気はなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
出入
(
ではい
)
りにね。日本の芝居
小屋
(
ごや
)
は下足があるから、天気の
好
(
い
)
い時ですら大変な不便だ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのあくる朝早く、まだ
東
(
ひがし
)
がやっと
白
(
しら
)
みかけたころ、
新吉
(
しんきち
)
は、しもふりの夏服に
靴
(
くつ
)
をはき、むぎわら
帽
(
ぼう
)
をかむり、ふろしき
包
(
づつ
)
み一つを持って、一年間あまり住みなれたテント
小屋
(
ごや
)
をぬけ出しました。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
仕立屋さんはむすこのいうことを
信用
(
しんよう
)
しないで、じぶんでヤギ
小屋
(
ごや
)
におりていって、たずねてみました。
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
四天王寺の
日除地
(
ひよけち
)
、この間までの桃畑が、掛け
小屋
(
ごや
)
御免
(
ごめん
)
で、
道頓堀
(
どうとんぼり
)
を
掬
(
すく
)
ってきたような
雑閙
(
ざっとう
)
だ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村で戸を開けているうちはなくって、どこもしんと
静
(
しず
)
まり返っていた。なにしろ寒気がひどいので、人間は
炉
(
ろ
)
のすみにちぢかまっているか、牛小屋や
物置
(
ものお
)
き
小屋
(
ごや
)
でこそこそ仕事をしていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
といって、そのまま
水車
(
すいしゃ
)
小屋
(
ごや
)
の
巣
(
す
)
にかえりました。
落とした一銭銅貨
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それから、むすこはヤギを家へひっぱっていって、ヤギ
小屋
(
ごや
)
のなかにいれて、しっかりつなぎました。
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
獄門番
(
ごくもんばん
)
の
寝
(
ね
)
るむしろ
小屋
(
ごや
)
から、
銀
(
ぎん
)
の
鞭
(
むち
)
をたずさえた
黒衣
(
こくい
)
の
伴天連
(
バテレン
)
、
豹
(
ひょう
)
のごとくおどりだして
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬
(
ま
)
ぐさ
小屋
(
ごや
)
の中の高いびきは、
定
(
さだ
)
めし
心地
(
ここち
)
よい
熟睡
(
うまい
)
におちているだろう。お
長屋
(
ながや
)
の
灯
(
ひ
)
もみんな
消
(
き
)
えて、
卜斎
(
ぼくさい
)
の家のなかも、
主
(
あるじ
)
のこえなく、
客
(
きゃく
)
の
笑
(
わら
)
いもたえて、シンとしてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おれはおまえをつったろう。だから、おまえになにかたのめばよかったと、
女房
(
にょうぼ
)
のやつがいうんだよ。あれはもうぼろ
小屋
(
ごや
)
に住むのはいやで、小さなうちが一
軒
(
けん
)
ほしいんだそうだ。」
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
でも、灰かぶりは王子のそばをうまくすりぬけて、ハト
小屋
(
ごや
)
にとびこみました。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
王子がそとで
待
(
ま
)
っていますと、やがて、灰かぶりのおとうさんがでてきました。そこで、王子はおとうさんに、いまよそのむすめがこのハト
小屋
(
ごや
)
にとびこんだ、と、おしえてやりました。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「おかえりなさい。おかみさんは、もとのぼろ
小屋
(
ごや
)
のなかにいますよ。」
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“小屋”の解説
小屋(こや、en: hut ハット、de: Hütte ヒュッテ)とは、小さくて簡単な造りの建物。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“小屋”で始まる語句
小屋掛
小屋組
小屋者
小屋馬車
小屋主
小屋内
小屋前
小屋舗
小屋頭
小屋仲間