“小屋者”の読み方と例文
読み方割合
こやもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都付近でこれまで小屋者こやものと言われていた悲田院の部落のものの中で、今日なお特殊部落として認められているものは、僅かに柳原の一部に住んでいるもののみで
勝山かつやまでなし島田しまだでなし、さあ何でござろうな」「その髷こそ鬘下地かつらしたじでござる」「鬘下地? ははアこれがな」「したがって女は小屋者こやものでござる。女義太夫か女役者でござる」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
四十年前俳優がマダ小屋者こやものと称されて乞食非人と同列に賤民視された頃に渠らの技芸を陛下の御眼に触れるというは重大事件で、宮内省その他の反対が尋常ひととおりでなかったのは想像するに余りがある。