“両童子”の読み方と例文

読み方	割合
りょうどうじ	100.0%

りょうどうじ

その鷲の背にありとみえた両童子（りょうどうじ）こそ、まぎれもあらず、南蛮寺（なんばんじ）の丘からムシャブリついて飛びあがった、鞍馬（くらま）の竹童——泣き虫の蛾次郎（がじろう）。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

両童子（りょうどうじ）が背なかの上で、たがいに、斬らんとし、奪（うば）わんとしていた般若丸（はんにゃまる）の切（き）ッさきが、あやまッて鷲のどこかを傷つけたのにそういない。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

ところもあろうに、こんな馬糧（まぐさ）だらけな馬糧小屋（ごや）のなかで、いきなりぶつかりあおうとは、両童子（りょうどうじ）、どっちも夢（ゆめ）にも思わなかッたことにちがいない。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

両	常用漢字 小３ 部首:⼀ 6画
童	常用漢字 小３ 部首:⽴ 12画
子	常用漢字 小１ 部首:⼦ 3画