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寒暖
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かんだん
ふりがな文庫
“
寒暖
(
かんだん
)” の例文
さて春を
迎
(
むか
)
へて寒気次第に
和
(
やは
)
らぎ、その年の
暖気
(
だんき
)
につれて雪も
降止
(
ふりやみ
)
たる二月の
頃
(
ころ
)
、
水気
(
すゐき
)
は
地気
(
ちき
)
よりも
寒暖
(
かんだん
)
を
知
(
し
)
る事はやきものゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
コロボツクルの男子中
果
(
はた
)
して衣服を
着
(
つけ
)
ざる者有りとせばアイヌは
實
(
じつ
)
に其
無作法
(
ぶさはふ
)
に
驚
(
おどろ
)
きしならん。氣候の
寒暖
(
かんだん
)
は衣服の有無を
决定
(
けつてい
)
するものに
非
(
あら
)
ず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
地球上
(
ちきゆうじよう
)
でも、
赤道
(
せきどう
)
を
中心
(
ちゆうしん
)
にして
兩極
(
りようきよく
)
に
向
(
むか
)
ふにしたがひ、
又
(
また
)
は
海岸
(
かいがん
)
から
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
へ
登
(
のぼ
)
るにつれて、その
寒暖
(
かんだん
)
の
差
(
さ
)
に
應
(
おう
)
じ、しぜんとそこに
生
(
は
)
える
樹木
(
じゆもく
)
の
種類
(
しゆるい
)
が
違
(
ちが
)
ひ
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
右
(
みぎ
)
の
如
(
ごと
)
く
大陽暦
(
たいやうれき
)
は
日輪
(
にちりん
)
と
地球
(
ちきう
)
とを
照
(
てら
)
し
合
(
あは
)
せて
其互
(
そのたがひ
)
に
釣合
(
つりあ
)
ふ
處
(
ところ
)
を
以
(
もつ
)
て一年の
日數
(
ひかず
)
を
定
(
さだめ
)
たるものゆへ、
春夏秋冬
(
しゆんかしうとう
)
、
寒暖
(
かんだん
)
の
差
(
さ
)
、
毎年
(
まいとし
)
異
(
こと
)
なることなく
何月何日
(
なんぐわつなんにち
)
といへば
丁度
(
ちやうど
)
去年
(
きよねん
)
の
其日
(
そのひ
)
と
同
(
おな
)
じ
時候
(
じこう
)
にて
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
致させしに
胸先
(
むねさき
)
より
小腹
(
せうふく
)
の邊りへ一二
鍼
(
しん
)
打
(
うつ
)
や
否
(
いな
)
や立所に全快致しけり勇右衞門は
持病
(
ぢびやう
)
ゆゑ
寒暖
(
かんだん
)
に付て
發
(
おこ
)
る時は急に
治
(
をさ
)
まらぬ症なるに城富の
鍼治
(
しんぢ
)
にて早速
快氣
(
こゝろよく
)
なりける故大いに喜び紙に
包
(
つゝみ
)
て金二百疋を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
これを見これを
聞
(
きゝ
)
て、雪の
遠
(
とほ
)
からざるをしる。年の
寒暖
(
かんだん
)
につれて
時日
(
じじつ
)
はさだかならねど、たけまはり・どうなりは秋の
彼岸
(
ひがん
)
前後
(
ぜんご
)
にあり、
毎年
(
まいねん
)
かくのごとし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ですからさういふ
山
(
やま
)
に
生
(
は
)
えてゐる
樹木
(
じゆもく
)
は、
寒暖
(
かんだん
)
の
差
(
さ
)
や、そのほか
氣候
(
きこう
)
の
變化
(
へんか
)
によつて
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
(冬は日南の方を
周
(
めぐる
)
ゆゑ北国はます/\寒し、家の内といへども北は寒く南はあたゝかなると同じ道理也)我国
初雪
(
はつゆき
)
を
視
(
み
)
る事
遅
(
おそき
)
と
速
(
はやき
)
とは、
其年
(
そのとし
)
の
気運
(
きうん
)
寒暖
(
かんだん
)
につれて
均
(
ひとし
)
からずといへども
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“寒暖(
寒暑
)”の解説
寒暑(かんしょ)とは暑い事と寒い事である。また、寒暖(かんだん)は、寒い事と暖かい事である。
「冷たい・温かい」は舌や指先など「体の一部」が何かに触れて感じるものである。一方、「寒い・暖かい」は主に「体全体」で感じるものである。
(出典:Wikipedia)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
“寒暖”で始まる語句
寒暖計
寒暖計器
寒暖験器