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二日
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ふたひ
ふりがな文庫
“
二日
(
ふたひ
)” の例文
帰るべき家なしと言張りて、
一日
(
ひとひ
)
二日
(
ふたひ
)
と
過
(
すぐ
)
す
中
(
うち
)
に、漁師夫婦の質朴なるに
馴染
(
なじ
)
みて、不幸なる我身の上を打明けしに、あはれがりて娘として養ひぬ。ハンスルといふは、この漁師の名なり。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いつぞは
正氣
(
しやうき
)
に
復
(
かへ
)
りて
夢
(
ゆめ
)
のさめたる
如
(
ごと
)
く、
父樣
(
とゝさま
)
母樣
(
かゝさま
)
といふ
折
(
をり
)
のありもやすると
覺束
(
おぼつか
)
なくも
一日
(
ひとひ
)
二日
(
ふたひ
)
と
待
(
ま
)
たれぬ、
空蝉
(
うつせみ
)
はからを
見
(
み
)
つゝもなぐさめつ、あはれ
門
(
かど
)
なる
柳
(
やなぎ
)
に
秋風
(
あきかぜ
)
のおと
聞
(
き
)
こえずもがな。
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
住みつかぬ山の
庵
(
いほり
)
はけうとけどまだそぞろなり
一日
(
ひとひ
)
二日
(
ふたひ
)
は
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
さて、ひと日過ぎ、
二日
(
ふたひ
)
過ぎ
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
疑
(
うた
)
がふは
罪
(
つみ
)
ふかき
事
(
こと
)
なり
一日
(
ひとひ
)
二日
(
ふたひ
)
待給
(
まちたま
)
へ
好
(
よ
)
き
御返事
(
おへんじ
)
の
參
(
まゐ
)
るは
定
(
ぢやう
)
ぞと
言
(
い
)
ひしに
違
(
ちが
)
ひは
無
(
な
)
かるべし
若
(
も
)
しさうならば
何
(
なん
)
とせん
八重
(
やへ
)
は
上
(
うへ
)
もなき
恩人
(
おんじん
)
なれば
何
(
なに
)
ごとなり
共
(
とも
)
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
ることして
悦
(
よろこ
)
ばせたし
歳
(
とし
)
は
下
(
した
)
なれど
分別
(
ふんべつ
)
ある
人
(
ひと
)
とて
言
(
ことば
)
少
(
すく
)
なゝれば
願
(
ねが
)
ひは
有
(
ある
)
や
望
(
のぞ
)
みはなしや
知
(
し
)
れ
難
(
がた
)
きを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
便
(
たよ
)
りまつ
間
(
ま
)
の
一日
(
ひとひ
)
二日
(
ふたひ
)
嬉
(
うれ
)
しきやうな
氣
(
き
)
づかひな
八重
(
やへ
)
に
遠慮
(
ゑんりよ
)
は
入
(
い
)
らぬものゝ
又
(
また
)
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
すかと
思
(
おも
)
はるゝも
恥
(
はづ
)
かしくじつと
堪
(
こら
)
ゆる
返事
(
へんじ
)
の
安否
(
あんぴ
)
もしやと
思
(
おも
)
へば
萬一
(
もし
)
やになるなり
八重
(
やへ
)
は
大丈夫
(
だいじやうぶ
)
と
受合
(
うけあ
)
へど
夫
(
それ
)
は
氣
(
き
)
やすめの
詞
(
ことば
)
なるべし
彼
(
あ
)
の
文
(
ふみ
)
とても
御受取
(
おうけとり
)
になりしやならずや
其塲
(
そのば
)
で
其
(
その
)
ま〻
御突
(
おつ
)
き
戻
(
もど
)
しになりたるを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“二日”で始まる語句
二日目
二日市
二日灸
二日路
二日月
二日二晩
二日酔
二日後
二日経
二日計前