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下車
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げしや
ふりがな文庫
“
下車
(
げしや
)” の例文
齋藤巡査
(
さいとうじゆんさ
)
が
眞鶴
(
まなづる
)
で
下車
(
げしや
)
したので
自分
(
じぶん
)
は
談敵
(
だんてき
)
を
失
(
うしな
)
つたけれど、
湯
(
ゆ
)
ヶ
原
(
はら
)
の
入口
(
いりくち
)
なる
門川
(
もんかは
)
までは、
退屈
(
たいくつ
)
する
程
(
ほど
)
の
隔離
(
かくり
)
でもないので
困
(
こま
)
らなかつた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
こゝは
釜山
(
ふざん
)
から
京城
(
けいじよう
)
へ
行
(
ゆ
)
く
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つて、
一時間
(
いちじかん
)
ばかりで
大邱
(
たいきゆう
)
に
着
(
つ
)
き、そこで
下車
(
げしや
)
して
自動車
(
じどうしや
)
で
東
(
ひがし
)
の
方
(
ほう
)
へ
三四時間
(
さんよじかん
)
も
走
(
はし
)
るとすぐ
行
(
ゆ
)
かれる
所
(
ところ
)
です。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
上諏訪
(
かみすは
)
に
彼
(
かれ
)
が
下車
(
げしや
)
した
時
(
とき
)
まで、
別
(
べつ
)
に
何事
(
なにごと
)
もなく、
草
(
くさ
)
にも
樹
(
き
)
にも
成
(
な
)
らず、
酒
(
さけ
)
のみと
見
(
み
)
えて、
鼻
(
はな
)
の
尖
(
さき
)
の
赤
(
あか
)
いのが、
其
(
そ
)
のまゝ
柿
(
かき
)
の
實
(
み
)
にも
成
(
な
)
らないのを
寧
(
むし
)
ろ
怪
(
あやし
)
む。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
汽船と
直
(
す
)
ぐ接続するオスタンド発の汽車に乗つたが途中ガン市に住んで居る画家の児島君を
訪
(
と
)
ふ約束をして置いたに
拘
(
かゝは
)
らず、
其
(
その
)
所書
(
アドレツス
)
を
巴里
(
パリイ
)
へ忘れて来た事に気が附いたので
下車
(
げしや
)
を見合せ
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
……
其
(
そ
)
の
中
(
なか
)
で、
山高
(
やまかた
)
が
突立
(
つきた
)
ち、
背広
(
せびろ
)
が
肩
(
かた
)
を
張
(
は
)
つたのは、
皆
(
みな
)
同室
(
どうしつ
)
の
客
(
きやく
)
。で、こゝで
園
(
その
)
と
最
(
も
)
う
一人
(
ひとり
)
——
上野
(
うへの
)
を
出
(
で
)
ると
其
(
そ
)
れ
切
(
きり
)
寝
(
ね
)
たまゝの
茶
(
ちや
)
の
外套氏
(
ぐわいたうし
)
ばかりを
残
(
のこ
)
して、
尽
(
こと/″\
)
く
下車
(
げしや
)
したのである。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕