“りき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
86.1%
李逵4.9%
利器3.3%
力味1.6%
利噐0.8%
李鬼0.8%
驪姫0.8%
李暉0.8%
麗姫0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまあらためてうかゞひにやうとしてましたといふ、れはなんことだ、貴君あなたのおをさとげられて、馬鹿ばか/\おりきおこるぞと大景氣おほけいき
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小説には『水滸伝』の武松ぶしょう李逵りきなど単身虎を殺した者が少なからぬ、ただし上の(三)にも述べた通り虎の内にも自ずから強弱種々だから
いし器物きぶつばかりを使つかつてゐた石器時代せつきじだいから、ぎにはすこしづゝ金屬きんぞく器物きぶつもちひた時期じきぎて、日本につぽんつひ金屬きんぞく利器りきおも使用しようするいはゆる金屬時代きんぞくじだいにはひりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
王様はとうとう高い御金を出してあまりの三冊を買ったんですって……どうだこの話しで少しは書物のありがたが分ったろう、どうだと力味りきむのですけれど、私にゃ何がありがたいんだか
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
角器のうへに畫きたるは猪の牙を摩り减らしてつくりたる根形ねかた利噐りきなり。此品このしなは常陸河内郡椎塚より出でたるものなるがこれ同樣どうやうしなは大森貝塚よりも發見はつけんされたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
石の磨製利噐りきには磨製石鏃と呼ばる物も有り、石庖丁いしはうてうの名を得たるものも有れど、是等はむしろ稀なる品なれば説明せつめいを止め、是より磨製石斧のことのみに付て述ぶる所有るべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
と、その中にじっていたのが、かの草簪くさかんざしを挿した李鬼りき情婦おんなであった。つい昨日、山の居酒屋で見たばかりの顔だし、自分の情夫おとこを殺されたあげく、行李こうりの底の物まで盗まれた恨みも深い。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李鬼りきと申しますんで。へい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど献公が見るに、正室の子はいずれも秀才なので、驪姫りき讒言ざんげんしても、それを廃嫡はいちゃくする気にはなれずにいた……
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、やがて献公の第二夫人の驪姫りきにもひとりの子が生れた。驪姫はその子に国を継がせたく思い、つねに正室の子の申生や重耳を悪くいっていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宣城せんじょう郡、当塗とうとの民に劉成りゅうせい李暉りきの二人があった。かれらは大きい船に魚やかにのたぐいを積んで、えつの地方へ売りに出ていた。