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李逵
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りき
ふりがな文庫
“
李逵
(
りき
)” の例文
戴宗
(
たいそう
)
のお国自慢は何かとつきない。
宋江
(
そうこう
)
もすでに微酔気分である。ひとりまだまだ飲み足らないようなのは、
黒旋風
(
こくせんぷう
)
の
李逵
(
りき
)
だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小説には『水滸伝』の
武松
(
ぶしょう
)
李逵
(
りき
)
など単身虎を殺した者が少なからぬ、ただし上の(三)にも述べた通り虎の内にも自ずから強弱種々だから
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
黒旋風
李逵
(
りき
)
さえもキリキリ舞いさせられる面白さにヒントを得て、かなり重量のある四文銭や、銭形平次の当時には、まだ通貨としての生命をもっていた
随筆銭形平次:14 捕物帖談義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
戴宗
(
たいそう
)
も居る。
李逵
(
りき
)
も居る。こんな処を上品に言おうと思うたが何も出来ぬ。それから宋江が壁に詩を題する処を聯想した。それも句にならぬので、題詩から離別の宴を聯想した。
句合の月
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
これ実にいかなる無謀の匹夫黒旋風
李逵
(
りき
)
といえどもその無謀には驚絶すべし。論者はよろしく
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
の世界を求めてこれに赴くべきなり。記憶せよ今日はこれ第十九世紀の文明自由の世界なることを。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
それからまた、
李逵
(
りき
)
をよんで、
云々
(
しかじか
)
で都へ行くが、
宋江
(
そうこう
)
の身を、くれぐれ頼むとかたくいいつけ、もう一つ釘をさして言った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄の
錫杖
(
しゃくじょう
)
をふりまわす
花和尚
(
かおしょう
)
魯智深
(
ろちしん
)
、馬上に長刀を
操
(
あやつ
)
る九紋竜史進。二丁の
斧
(
おの
)
をかるがると
揮
(
ふる
)
う
黒旋風
(
こくせんぷう
)
李逵
(
りき
)
。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
場中の総立ちを見ると、
李逵
(
りき
)
はほんとに暴れ出した。鼻血を出す者、手を折る者、一瞬、さんたんたる光景を現じ出した。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“李逵”の解説
李 逵(り き)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。
天殺星の生まれ変わりで、梁山泊第二十二位の好漢。二挺の板斧(手斧)を得意とする。渾名はで、李逵自身の剽悍性とその怪力、色の黒さからよくまたはとも呼ばれる。怪力で武芸に優れた豪傑である。特に集団での乱戦において凄まじい実力を発揮する。一方で正式に武芸の修行を積んでいないためか、武芸を極めた達人級との一騎討ちでは苦戦したり敗れる事もある。水練は苦手でまったくのカナヅチである。
(出典:Wikipedia)
李
漢検準1級
部首:⽊
7画
逵
漢検1級
部首:⾡
12画
“李”で始まる語句
李
李白
李太白
李鴻章
李典
李傕
李斯
李儒
李厳
李広