利器りき)” の例文
「待て! とびこむのは、あぶない。この穴の開け方は尋常じんじょうでない。相手はたいへん強力な利器りきをもっているぞ。とびこんではあぶない」
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いし器物きぶつばかりを使つかつてゐた石器時代せつきじだいから、ぎにはすこしづゝ金屬きんぞく器物きぶつもちひた時期じきぎて、日本につぽんつひ金屬きんぞく利器りきおも使用しようするいはゆる金屬時代きんぞくじだいにはひりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
總説 石製の利器りきを見るに、刄の部分きて作られたるものと、研ぎ磨きて作られたるものと、の二類有り。第一類に屬するものを、打製石斧、石槍、石鏃、石錐、石匕、等とす。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
相手は、自分たちが持っていない文明の利器りきを使って、好きなことをやってのけるのだ。手だしができやしない。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)