“まんなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マンナカ
語句割合
真中53.8%
中央32.1%
眞中10.0%
正中1.4%
中心0.7%
最中0.7%
真中央0.7%
中流0.3%
真央0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船頭は魚を掬って、はりはずして、舟の丁度真中まんなかの処に活間いけまがありますから魚を其処そこへ入れる。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
庭を東へ二十歩に行きつくすと、南上がりにいささかばかりの菜園があって、真中まんなかくりの木が一本立っている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
奥座敷の中央まんなかには、正太が若い時に手ずから張って漆をいたという大きな一閑張いっかんばりの机が置いてある。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そして中央まんなかところがちょっとまがって、ななめにそとるようになってります。
眞中まんなかうめざうもつを、はしさきあなをあけて、はよくとほつたでござらうかと
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぐら/\する、そしてあのはてしのない混沌こんとん眞中まんなかへ、まつさかさまに落ちる、さう思つたとき、心は震へ上つた。
晴天風なき時日いづれば十三の小嶋おの/\離散りさんして池中に遊ぶが如し、日入れば池の正中まんなかにあつまりて一ツの嶋となる。
晴天風なき時日いづれば十三の小嶋おの/\離散りさんして池中に遊ぶが如し、日入れば池の正中まんなかにあつまりて一ツの嶋となる。
多勢おほぜいのものはのこらず言下ごんかに、ねずみ中心まんなかにしておほきなつくつてすわりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
八幡様や太閤様の朝鮮征伐、から天竺てんじくの交通のカナメ処になって、外国をピリピリさせていた名所旧跡は、みんな博多を中心まんなかにして取囲んでいるんだ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ひさし最中まんなかからさがっている白いひもなどはいかにも閑静に見えた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
サハラの大砂漠の最中まんなかに投げ出されたようなものだ。
月世界跋渉記 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
のものがたりの起つた土地は、清きと、美しきと、二筋ふたすじ大川おおかわの両端を流れ、真中央まんなかに城の天守てんしゅほ高くそびえ、森黒く
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
このものがたりの起った土地は、清きと、美しきと、二筋の大川、市の両端を流れ、真中央まんなかに城の天守なお高くそびえ、森黒く、ほりあおく、国境の山岳は重畳ちょうじょうとして、湖を包み、海に沿い、橋と、坂と、辻の柳、いらかの浪の町をいだいた、北陸の都である。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「河の中流まんなかへ出て見ると、好いよ。都会の中の空気とは思はれない。」
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
佃は、それはそれで打ち切り、十坪ばかりの庭の庭石の真央まんなかに立って、あちらこちらを見まわした。彼は何か見つけ、不興げな表情でつくばいのそばへ行った。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)