“まんなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マンナカ
語句割合
真中54.0%
中央32.1%
眞中10.2%
正中1.3%
中心0.6%
最中0.6%
真中央0.6%
中流0.3%
真央0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四角に切(きっ)た豆腐の真中(まんなか)を匙(さじ)の先でくり抜いてその中へ玉子の黄身のザット湯煮(ゆで)たのを落してそれをそうっと沸湯(にえゆ)で湯煮て別に葛(くず)の餡を
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
親方の禿頭の中央(まんなか)に生(は)えている事実を知っていたものは、事によると吾輩一人かも知れないのだから、トテモ証拠になりそうにない。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
拜殿の欄間(らんま)には、土佐風(とさふう)に畫(ゑが)いた三十六歌仙(かせん)が行儀よく懸(か)け聯(つら)ねられ、板敷の眞中(まんなか)には圓座(ゑんざ)が一つ、古びたまゝに損じては居なかつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
晴天風なき時日出(いづ)れば十三の小嶋おの/\離散(りさん)して池中に遊ぶが如し、日入れば池の正中(まんなか)にあつまりて一ツの嶋となる。此池に種々の奇異(きゐ)あれども文(ぶん)多(おほ)ければしるさず。
多勢(おほぜい)のものは殘(のこ)らず言下(ごんか)に、鼠(ねずみ)を中心(まんなか)にして大(おほ)きな輪(わ)を作(つく)つて坐(すわ)りました。愛(あい)ちやんは怪訝(けゞん)な顏(かほ)しながら眼(め)を離(はな)さず見(み)て居(ゐ)ました、でも早速(さつそく)乾燥(かわか)さなければ屹度(きつと)惡(わる)い風邪(かぜ)を引(ひ)くと思(おも)ひましたから。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
サハラの大砂漠の最中(まんなか)に投げ出されたようなものだ。それで不思議な事には自分の身体の軽い事といったら踏む足が、地に付いているかいないか訳らないくらい。足音さえしない。
月世界跋渉記 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
此(こ)のもの語(がたり)の起つた土地は、清きと、美しきと、二筋(ふたすじ)の大川(おおかわ)、市(し)の両端を流れ、真中央(まんなか)に城の天守(てんしゅ)尚(な)ほ高く聳(そび)え、森黒く、濠(ほり)蒼(あお)く、国境の山岳は重畳(ちょうじょう)として、湖を包み、海に沿ひ、橋と、坂と
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「河の中流(まんなか)へ出て見ると、好いよ。都会の中の空気とは思はれない。」
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
佃は、それはそれで打ち切り、十坪ばかりの庭の庭石の真央(まんなか)に立って、あちらこちらを見まわした。彼は何か見つけ、不興げな表情でつくばいのそばへ行った。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)