“もなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最中88.9%
中央4.2%
中心2.8%
墺区1.4%
真中1.4%
菓子1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日きのふ美味うま最中もなかが出来たが今日けふの茶の時間には温かい饅頭まんぢうが作られた。晩餐には事務長から一同浴衣掛ゆかたがけよろしいと云ふ許しが出る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
光宅みちたらし、四方よも中央もなか
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
畝傍山うねびやま東南たつみのすみ橿原かしはらところを観れば、蓋し国の墺区もなかならむ、可治之みやこつくるべし
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
一月いちぐわつの冬の真中もなかにくろぐろと蝌蚪おたまじやくしはかたまるあはれ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
それから見ると、てまえは一倍上だろうと思うでがすよ。何故なぜとおっしゃい。あの娘が、これから、わざと殺されに行こうという日、その菓子もなかの一件でしょう。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)