“蝌蚪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かと30.0%
おたまじゃくし20.0%
おたまじやくし20.0%
くわと20.0%
かえるご10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると道士のうちに何玄通(かげんつう)という者があって、自分はつねに太古の蝌蚪(かと)文字古代文字を解読する一辞書を持っているが、これに照らせばどんな古代文字といえど読み解けぬことはないという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
熟(じっ)と視(み)ると、水底(みなそこ)に澄ました蛙は、黒いほどに、一束ねにして被(かつ)いでいます。処々に、まだこんなに、蝌蚪(おたまじゃくし)がと思うのは、皆(みんな)、ほぐれた女の髪(かみのけ)で。……
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で、今度はまた新しい画絹の上に、蝌蚪(おたまじやくし)のやうなものを描(か)きかけたが、「駄目だ、駄目だ。」と呟(ぼや)いてまた其辺(そこら)へおつ投(ぽ)り出した。
書齋(しよさい)の額(がく)をねだつた時(とき)、紅葉先生(こうえふせんせい)が、活東子(くわつとうし)のために(春星池(しゆんせいち))と題(だい)されたのを覺(おぼ)えて居(ゐ)る。……春星池活東(しゆんせいちくわつとう)、活東(くわつとう)は蝌蚪(くわと)にして、字義(じぎ)(オタマジヤクシ)ださうである。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
無足の物がやや相似た有足の物に化ける事、蝌蚪(かえるご)が足を得て蛙となる同然と心得違うたのだ。