“蝌斗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おたまじゃくし50.0%
かえるこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
低味ひくみ畦道あぜみちに敷ならべたスリッパ材はぶかぶかと水のために浮き上って、その間から真菰まこもが長く延びて出た。蝌斗おたまじゃくしが畑の中を泳ぎ廻ったりした。郭公ほととぎすが森の中で淋しくいた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
馬陸やすでごとく環曲まがって転下すともいい、また短き大木ごとき蛇で大砲を放下するようだから、野大砲のおおづつと呼ぶ由を伝え、熊野広見川で実際見た者は、蝌斗かえるこまた河豚ふぐ状に前部肥えた物で、人に逢わばいかり睨み