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蝌蚪
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おたまじゃくし
ふりがな文庫
“
蝌蚪
(
おたまじゃくし
)” の例文
熟
(
じっ
)
と
視
(
み
)
ると、
水底
(
みなそこ
)
に澄ました蛙は、黒いほどに、一束ねにして
被
(
かつ
)
いでいます。処々に、まだこんなに、
蝌蚪
(
おたまじゃくし
)
がと思うのは、
皆
(
みんな
)
、ほぐれた女の
髪
(
かみのけ
)
で。……
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
田の水の浅いところに、
蝌蚪
(
おたまじゃくし
)
が沢山かたまっている。あのやがて消え去るべき短い尾を動かすたびに、田の水にささやかな濁りが立つ。大まかなようで繊細な趣を捉えたものである。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
“蝌蚪”の意味
《名詞》
蝌 蚪(かと)
おたまじゃくし。(春の季語)
(出典:Wiktionary)
蝌
漢検1級
部首:⾍
15画
蚪
漢検1級
部首:⾍
10画
“蝌”で始まる語句
蝌斗