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關
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かゝは
ふりがな文庫
“
關
(
かゝは
)” の例文
新字:
関
關
(
かゝは
)
りのないことだが、念の爲に申上げよう、——湯島切通しに屋敷を持つてゐられる、三千五百石の直參、望月
丹後
(
たんご
)
といふ
仁
(
じん
)
ぢや。
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此邊
(
このへん
)
までは
能
(
よ
)
く
來
(
く
)
るのだ。
迂路
(
うろ
)
つき
廻
(
まわ
)
るので
既
(
すで
)
に三
里
(
り
)
以上
(
いじやう
)
歩
(
ある
)
いたに
關
(
かゝは
)
らず、一
向
(
かう
)
疲勞
(
ひらう
)
せぬ。
此時
(
このとき
)
既
(
すで
)
に
打石斧
(
だせきふ
)
十四五
本
(
ほん
)
を
二人
(
ふたり
)
で
拾
(
ひろ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
所が最後に一つ、今度はまだ十三四の弟子が、やはり地獄變の屏風の御かげで、云はば命にも
關
(
かゝは
)
り
兼
(
か
)
ねない、恐ろしい目に出遇ひました。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私は何處に行くのかと訊ねた。馭者は、ある遠く離れた土地の名を云つた。そこは確かにロチスター氏とは何の
關
(
かゝは
)
りもないところであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
表向きの沙汰となす時は
渠
(
かれ
)
が父の家名にも
關
(
かゝは
)
るべしとて思案の上白洲へ出座有て藤五郎を見られ其方儀帶刀をも致す身分を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
定めて
若氣
(
わかげ
)
の短慮とも、當座の
上氣
(
じやうき
)
とも聞かれつらんこそ口惜しけれ、言はば一生の浮沈に
關
(
かゝは
)
る大事、時頼不肖ながらいかでか
等閑
(
なほざり
)
に思ひ候べき。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
女王樣
(
ぢよわうさま
)
は
只
(
たゞ
)
彼等
(
かれら
)
が一
分
(
ぷん
)
でも
遲
(
おく
)
れゝば、
其
(
そ
)
れが
彼等
(
かれら
)
の
生命
(
いのち
)
に
關
(
かゝは
)
つて
來
(
く
)
ると
云
(
い
)
ふことだけを
注意
(
ちうい
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
そんな風でしたから、向ふの内部的態度が始終私に近づかう近づかうとしてゐるにも
關
(
かゝは
)
らず、私の態度は外部的に義理にもお時を離れよう離れようとしなければならなかつたのです。
反古
(旧字旧仮名)
/
小山内薫
(著)
一昨日
(
をとゝひ
)
笹野新三郎から用意のために手渡された金、將軍樣の命に
關
(
かゝは
)
らうと言ふ場合ですから、
物惜
(
ものをし
)
みなどをして居る時ではありません。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此豫報
(
このよほう
)
が一たび
各新聞
(
かくしんぶん
)
に
由
(
よ
)
つて
傳
(
つた
)
へられると、
迷信
(
めいしん
)
非迷信
(
ひめいしん
)
に
關
(
かゝは
)
らず、
江湖
(
こうこ
)
は
大
(
おほ
)
いなる
注意
(
ちうい
)
を
之
(
これ
)
に
向
(
む
)
けて
拂
(
はら
)
つた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
其方共儀長八
娘
(
むすめ
)
身受
(
みうけ
)
相談
(
さうだん
)
の儀は
公儀
(
かみ
)
に於ても孝心を御賞し有るに
付
(
つき
)
利欲
(
りよく
)
に
關
(
かゝは
)
らず
深切
(
しんせつ
)
に
懸合
(
かけあひ
)
を
遂
(
とげ
)
遣はすべし
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「それはない、ある筈もないのだ。奧は役向きのことに
關
(
かゝは
)
りがなく、召使の者からも、出入りの者にも評判の良い方であつた」
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
受出
(
うけいだ
)
したる事露顯して
召捕
(
めしとら
)
れ其盜賊の引合なりと申事にて如何にも
樣子
(
やうす
)
が氣に
懸
(
かゝ
)
り萬一文右衞門樣の御身の上に
關
(
かゝは
)
る事ではある間じきやと思へども御前さんも長兵衞樣も
留守
(
るす
)
の事なり
外
(
ほか
)
に
咄
(
はな
)
し
逢
(
あふ
)
人
(
ひと
)
もなし
實
(
まこと
)
に女の身の
悲
(
かなし
)
さは只々蔭ながら文右衞門樣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「それは無い。私は怨まれても仕方が無いが、女房には
關
(
かゝは
)
りの無いことだ。——その娘がどうかしましたか」
銭形平次捕物控:252 敵持ち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お仙に
關
(
かゝは
)
る疑が濃厚になると、平次に任せて、もう少し證據固めをして置かうと思つたのでせう。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「フーム、さうか、なか/\立派な口をきくのう。が、大場の家の浮沈に
關
(
かゝは
)
ることぢや、捨て置くわけには參らぬ。半之丞、打つて/\打ち据ゑいツ、黒助は水を掛けるのだ」
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
許婚と言つたところで、親同士の口約束で、本人には何んの
關
(
かゝは
)
りもありません。
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
組とは別々に
誘拐
(
いうかい
)
され、何んの
關
(
かゝは
)
りもないことは唯今まで申上げた通りで御座いますが、私が行方知れずになつて三十日も經たないうちに、助十郎殿と祝言をする氣になつたお禮殿とは
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それが餘計だよ。お靜には
關
(
かゝは
)
りの無いことだ。斯うなりや俺も覺悟を
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
關
部首:⾨
19画
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關係
關節
機關
關西
關與
關東
無關係
玄關番
大關
交通機關
關係者
玄關
關羽
關係上
關所
關守
關山
關白
關八州
關兼元
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