間接かんせつ)” の例文
けれどもかれ自身じしん家主やぬしたく出向でむいてそれをたゞ勇氣ゆうきたなかつた。間接かんせつにそれを御米およねふことはなほ出來できなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
コロボックルの住居すまゐには直徑五六間のもの徃々有り。是彼等が長大なる木材を用ゐし事有るを間接かんせつに示すものなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
たゞ、いさゝかみづかやすんずるところがないでもないのは、柳田やなぎださんは、もつてそのしようあたるのだが、わたしはう間接かんせつで、よりにつたかくで、按摩あんまかみをもませてるのは家内かない
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
真面目しんめんもくならざる宗教家しふけうかとは、直接ちよくせつ間接かんせつ外国ぐわいこく伝道でんだう会社ぐわいしや補助ほじよあづかり居りながら外国ぐわいこく宣教師せんけうし悪口あくこう批難ひなんするものなり、社界しやかい先導者せんだうしやを以て自らにんじ居りながら社界しやかい引摺ひきづられつゝ行くものなり
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
かれ直接ちよくせつちゝ紹介せうかいた。ちゝとほして間接かんせつその知人ちじん紹介せうかいた。さうして自分じぶん將來しやうらい影響えいきやうやうひと物色ぶつしよくして、二三の訪問はうもんこゝろみた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
コロボックル遺跡ゐせきに石鏃の現存するは、間接かんせつに彼等がやがら、弓及び絃を有せし事をしようするものと云ふべし。矢には羽根はねを付くる事有りしやいなかんがふるに由無し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
宜道ぎだうんなはなしをして、あん宗助そうすけ東京とうきやうかへつてからも、まつた此方このはう斷念だんねんしないやうにあらかじめ間接かんせつ注意ちゆういあたへるやうえた。宗助そうすけつゝしんで、宜道ぎだうのいふことみゝした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)