“かんせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間接28.6%
関節28.6%
勧説14.3%
寒雪14.3%
韓説7.1%
閑節7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コロボックルの住居すまゐには直徑五六間のもの徃々有り。是彼等が長大なる木材を用ゐし事有るを間接かんせつに示すものなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
薬すら美味うまかった。しかし舌に苦味甘味を知り出すと、肉体の苦痛も同時におぼえて来た。とりわけ左の足の関節かんせつが甚だきつい。熱をもって来たものと見えた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西国大名のごときこれを粉韲ふんさいする容易よういのみとてしきりに勧説かんせつしたるものあり。
吾が国に雪吹ふゞきといへるは、猛風まうふう不意ふいおこりて高山平原かうざんへいげんの雪を吹散ふきちらし、その風四方にふきめぐらして寒雪かんせつ百万のとばすが如く、寸隙すんげきあひだをもゆるさずふきいるゆゑ
ひいて因杅いんう将軍公孫敖こうそんごうは騎一万歩三万をもって雁門を、游撃ゆうげき将軍韓説かんせつは歩三万をもって五原ごげんを、それぞれ進発する。近来にない大北伐ほくばつである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
漢軍の左翼たる韓説かんせつの軍もまた得るところなくして兵を引いた。北征は完全な失敗である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
釈教の歌か寺井に鳴くかへる 閑節かんせつ
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)