“かんぜい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勧説68.8%
甘脆12.5%
諫説12.5%
汗税6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平壌敗れたりとの報が、京城に達したので、宇喜多秀家は三奉行と相談して、安国寺恵瓊えけいを開城へ遣して、小早川隆景に、京城へ退くよう勧説かんぜいした。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
そこにある程度まで晦渋かいじゅうと抵抗とがまぬがれがたく、甘脆かんぜい軽快な読物にのみ慣れた読者には取りつきにくい点がなくもない。
諫説かんぜいしてきみかほをかすにいたつては、所謂いはゆるすすみてはちうつくすをおもひ、退しりぞいてはあやまちおぎなふをおもものなるかな(七三)假令もし晏子あんしにしてらば、これめにむちるといへど忻慕きんぼするところなり。
忽ち来て忽ち去る私兵的勢力か、また、それを掃討そうとうして国守群守と称する者が現われても、徳なく威なく長計なく、ただ民にり民にび、汗税かんぜいの追求のみを能とした。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)