トップ
>
結論
>
けつろん
ふりがな文庫
“
結論
(
けつろん
)” の例文
大悟徹底
(
だいごてってい
)
と花前とは
有
(
ゆう
)
と
無
(
む
)
との
差
(
さ
)
である。花前は
大悟徹底
(
だいごてってい
)
の
形
(
かたち
)
であって
心
(
こころ
)
ではなかった。
主人
(
しゅじん
)
はようやく
結論
(
けつろん
)
をえたのであった。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
右
(
みぎ
)
の
樣
(
よう
)
な
次第
(
しだい
)
であるから、
著者
(
ちよしや
)
の
結論
(
けつろん
)
としては、
地割
(
ぢわ
)
れに
吸込
(
すひこ
)
まれるような
現象
(
げんしよう
)
は、わが
國
(
くに
)
にては
絶對
(
ぜつたい
)
に
起
(
おこ
)
らないといふことに
歸着
(
きちやく
)
するのである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
必竟
(
ひつきやう
)
自分
(
じぶん
)
は
東京
(
とうきやう
)
の
中
(
なか
)
に
住
(
す
)
みながら、ついまだ
東京
(
とうきやう
)
といふものを
見
(
み
)
た
事
(
こと
)
がないんだといふ
結論
(
けつろん
)
に
到着
(
たうちやく
)
すると、
彼
(
かれ
)
は
其所
(
そこ
)
に
何時
(
いつ
)
も
妙
(
めう
)
な
物淋
(
ものさび
)
しさを
感
(
かん
)
ずるのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
夫
(
そ
)
れよりは「
精々
(
せい/″\
)
うまい
物
(
もの
)
を
適度
(
てきど
)
に
食
(
く
)
へ」と
云
(
い
)
ふのが
最
(
もつと
)
も
簡單
(
かんたん
)
で
要領
(
えうれう
)
を
得
(
え
)
た
標語
(
へうご
)
である。
建築
(
けんちく
)
殊
(
こと
)
に
住家
(
ぢうか
)
でも、
正
(
まさ
)
にこの
通
(
とほ
)
りで、「
精々
(
せい/″\
)
善美
(
ぜんび
)
なる
建築
(
けんちく
)
を
造
(
つく
)
れ」と
云
(
い
)
ふのが
最後
(
さいご
)
の
結論
(
けつろん
)
である。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
地震
(
ぢしん
)
に
因
(
よ
)
つて
命
(
いのち
)
を
失
(
うしな
)
ふことをなんとも
思
(
おも
)
つてゐないのかも
知
(
し
)
れないなどといふ
結論
(
けつろん
)
を
下
(
くだ
)
されないとも
限
(
かぎ
)
あるまい。
實際
(
じつさい
)
これは
歐米人
(
おうべいじん
)
の
多數
(
たすう
)
が
日本
(
につぽん
)
の
地震
(
ぢしん
)
に
對
(
たい
)
する
觀念
(
かんねん
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
要するに
結論
(
けつろん
)
を急ぐなかれ、死ぬとも生きるとも早くどうにかきめてもらいたいというのは
凡夫
(
ぼんぷ
)
のいう事に
候
(
そうろ
)
う。いつかは消える
燈火
(
ともしび
)
にしても、あおいで消す必要はなかるべく候う。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
要
(
よう
)
するに、自分を
強
(
つよ
)
く
意識
(
いしき
)
するのがわるいのだ。自分を強く
意識
(
いしき
)
するから、世の中がきゅうくつになる。主人はこんな
結論
(
けつろん
)
をこしらえてみたけれど、すぐあとからあやふやになってしまった。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“結論”の意味
《名詞》
議論したり考えたりした末に決定した判断。
推論において前提から導き出された命題。
(出典:Wiktionary)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
“結”で始まる語句
結
結構
結婚
結局
結果
結城
結納
結目
結綿
結縁