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液
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えき
ふりがな文庫
“
液
(
えき
)” の例文
「おや、サルサ
根
(
こん
)
の
液
(
えき
)
のはいったびんを持ってくるのをわすれたよ。ちょいとおまえさん、大いそぎでとってきておくれよ」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
それはね、水はけ——ではない
液
(
えき
)
はけをよくすることだ。上から滲みこんで来た液は、
樋
(
とい
)
とか
下水管
(
げすいかん
)
のようなものに受けて、どんどん流してしまうことだ。
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それで
葉
(
は
)
の
内部
(
ないぶ
)
に
色
(
いろ
)
のある
液
(
えき
)
を
含
(
ふく
)
んで、その
強
(
つよ
)
い
光
(
ひかり
)
を
遮
(
さへぎ
)
るわけで、つまり
若葉
(
わかば
)
が
自分自身
(
じぶんじしん
)
の
保護
(
ほご
)
をするのです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
それは砂糖の木であった。一同はこの木の
幹
(
みき
)
をきって、そのきり目からふきだすところの
液
(
えき
)
をあつめて、それを煮つめると、なべの底に砂糖のかたまりがのこった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
年老
(
としと
)
って、
腰
(
こし
)
の
曲
(
ま
)
がったかしわの
木
(
き
)
は、これらの
虫
(
むし
)
たちに
皮
(
かわ
)
を
傷
(
きず
)
つけられて、
甘
(
あま
)
い
液
(
えき
)
を
吸
(
す
)
われているのを
苦痛
(
くつう
)
に
感
(
かん
)
ずるのでありましょうが、どうすることもできずにいました。
玉虫のおばさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
生理学上で食物を消化するのは五つの
液
(
えき
)
だ。第一が
唾液
(
だえき
)
、第二が胃液、第三が
膵液
(
すいえき
)
、第四が
胆汁
(
たんじゅう
)
、第五が腸液さ。その
中
(
うち
)
で唾液と膵液と腸液の三種が米や麦のような澱粉質を消化する。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
藥屋
(
くすりや
)
が
主
(
しゆ
)
の
寫眞材料店
(
しやしんざいれうてん
)
、名
刺
(
し
)
形
(
かた
)
の
乾
(
かん
)
板の
半
(
はん
)
ダース、
現像液
(
げんぞうえき
)
に
定
(
てい
)
着
液
(
えき
)
、
皿
(
さら
)
、赤色
燈
(
とう
)
、それだけは
懇願
(
こんぐわん
)
の
末
(
すゑ
)
、
祖
(
そ
)
母から
資
(
し
)
金を
貰
(
もら
)
つたのだつたが、
胸
(
むね
)
を
躍
(
をど
)
らせながら、
押
(
おし
)
入へもぐり
込
(
こ
)
んで
乾
(
かん
)
板を
裝置
(
そうち
)
して
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
すると、とっくりの
口
(
くち
)
につけたくだのさきから、たらたらと
液
(
えき
)
がながれてきました。これがアンモニアですが、そのくさいこと、くさいこと、
塾
(
じゅく
)
のせまい
庭
(
にわ
)
でやっているのですから、たまりません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
この褐色の
液
(
えき
)
がお前の
中
(
なか
)
に
注
(
つ
)
がれるのだ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
試験管
(
しけんかん
)
をならべ、
毒薬
(
どくやく
)
とかかれた
茶色
(
ちゃいろ
)
のびんをとりあげると、試験管の中に、たらたらと、三、四
滴
(
てき
)
の
液
(
えき
)
をたらしこんだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ぽたりと
微
(
かす
)
かな音がした。茶色の
液
(
えき
)
の玉が空白の頁の上に盛上って一つ。課長は大湯呑を目よりも上にあげて、湯呑の尻を観察した。それからその尻を太い指でそっと
撫
(
な
)
でてみた。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二人は、お手伝いのミリーよりも早く起きて、いつものように
穴蔵
(
あなぐら
)
にしこんだビールにサルサ
根
(
こん
)
からとった
液
(
えき
)
をまぜ、いちだんと
味
(
あじ
)
をよくしようというのだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
“液”の意味
《名詞》
(エキ) 水のように流動する物質。液体。汁。
(つゆ) 汁。水け。
(つゆ) 吸い物の汁。吸い物。
(つゆ) 蕎麦や素麺などをつけるしる。つけ汁。
(出典:Wiktionary)
液
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
“液”を含む語句
液汁
唾液
血液
樹液
漿液
津液
淋巴液
藥液
汁液
生唾液
靈液
液體
粘液
液体
太液
薬液
鼻液
粘液質
蜜液
煑液
...