“胆汁”の読み方と例文
旧字:膽汁
読み方割合
たんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はときどき身体中に滲みうごく胆汁たんじゅうのことを思った。彼の想像のなかの胆汁は、うみがある種の軟膏のように、黄色くどろどろしていた。
黄色い日日 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
何かいい薬はないだろうかと、いろいろそうだんしたが、これはたぶん、胆汁たんじゅうのふそくからきた病気にちがいない、にがい薬をのませたらいいだろう。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
怒りを意味する choler はギリシアの胆汁たんじゅうのコレーから来ているそうで、コレラや gall や yellow なども縁があるそうである。
言葉の不思議 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)