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榮
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は
ふりがな文庫
“
榮
(
は
)” の例文
新字:
栄
食堂では、食器棚が食器でぴか/\輝いてゐた。客間や婦人室には、外國産の植物を揷した花瓶が四壁に輝き
榮
(
は
)
えてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
頸
(
ゑり
)
もと
計
(
ばかり
)
の
白粉
(
おしろい
)
も
榮
(
は
)
えなく
見
(
み
)
ゆる
天然
(
てんねん
)
の
色白
(
いろじろ
)
をこれみよがしに
乳
(
ち
)
のあたりまで
胸
(
むね
)
くつろげて、
烟草
(
たばこ
)
すぱ/\
長烟管
(
ながぎせる
)
に
立膝
(
たてひざ
)
の
無作法
(
ぶさはう
)
さも
咎
(
とが
)
める
人
(
ひい
)
のなきこそよけれ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と謂ツて學士は、何も謹嚴に構へて、
所故
(
ことさら
)
に
他
(
ひと
)
に白い齒を見せぬといふ
意
(
つもり
)
では無いらしい。一體が
榮
(
は
)
えぬ
質
(
たち
)
なのだ。顏は
蒼
(
あを
)
ツ
白
(
ちろ
)
い方で、鼻は尋常だが、少し
反
(
そ
)
ツ
齒
(
ぱ
)
である。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
筧
(
かけひ
)
の
水
(
みづ
)
を
受
(
う
)
くるとて、
嫁菜
(
よめな
)
の
莖
(
くき
)
一
(
ひと
)
つ
摘
(
つ
)
みつゝ、
優
(
やさ
)
しき
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
かな、
何
(
なん
)
のすさみにもあらで、
其
(
そ
)
の
盥
(
たらひ
)
にさしけるが、
引
(
ひき
)
とき
衣
(
ぎぬ
)
の
藍
(
あゐ
)
に
榮
(
は
)
えて、
嫁菜
(
よめな
)
の
淺葱色
(
あさぎいろ
)
冴
(
さ
)
えしを、
菜畠
(
なばたけ
)
の
日南
(
ひなた
)
に
憩
(
いこ
)
ひて
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
如何に今の
所天
(
をつと
)
にばかりうち込んで——かの女はどんなお客をでも振つてしまふので有名であつたさうだが——一緒になつた女だとは云へ、今日の樣な
榮
(
は
)
えない状態をよく辛抱してゐる、と。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
▼ もっと見る
かの日に
榮
(
は
)
えし日の王座。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
玉簾
(
たますだれ
)
の
中
(
なか
)
もれ
出
(
い
)
でたらんばかりの
女
(
をんな
)
の
俤
(
おもかげ
)
、
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
白
(
しろ
)
きも
衣
(
きぬ
)
の
好
(
この
)
みも、
紫陽花
(
あぢさゐ
)
の
色
(
いろ
)
に
照
(
てり
)
榮
(
は
)
えつ。
蹴込
(
けこみ
)
の
敷毛
(
しきげ
)
燃立
(
もえた
)
つばかり、ひら/\と
夕風
(
ゆふかぜ
)
に
徜徉
(
さまよ
)
へる
状
(
さま
)
よ、
何處
(
いづこ
)
、いづこ、
夕顏
(
ゆふがほ
)
の
宿
(
やど
)
やおとなふらん。
森の紫陽花
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
光に
榮
(
は
)
ゆるくろかみの
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
光は
裂
(
さ
)
けて
榮
(
は
)
え
顫
(
ふる
)
へ
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
榮
部首:⽊
14画
“榮”を含む語句
見榮
光榮
榮螺
榮華
榮耀
榮枯
榮譽
榮燿
繁榮
虚榮
夕榮
事榮
彌榮
榮喜
虚榮坊
虚榮心
榮辱
氣榮
正榮尼
白榮
...