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怖々
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こは/″\
ふりがな文庫
“
怖々
(
こは/″\
)” の例文
休
(
やす
)
み
息
(
いき
)
を入て居けるゆゑ
怖々
(
こは/″\
)
前へ行先生只今の者に能々
承
(
うけた
)
まはりし處熊谷にて御世話になりたる者のよしに候と云ば後藤は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
怖々
(
こは/″\
)
時の經つのを待つてゐるから、あの部屋のあたりには人目が無い上に、自分は何の關係も無いことを他の人に見せ付けて置くことが出來る。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
(與助は猿を縁におろして、
怖々
(
こは/″\
)
ながら留めようとしてゐると、上のかたより願人坊主の雲哲と願哲は商賣に出る姿にて、住吉踊の傘をかつぎて出で、これを見て騷ぐ。)
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
まあ、
彼
(
あ
)
の
恐
(
おそろ
)
しい
所
(
ところ
)
から
何
(
ど
)
の
位
(
くらゐ
)
離
(
はな
)
れたらうと
思
(
おも
)
つて
怖々
(
こは/″\
)
と
振返
(
ふりかへ
)
ると、ものの
五尺
(
ごしやく
)
とは
隔
(
へだ
)
たらぬ
私
(
わたし
)
の
居室
(
ゐま
)
の
敷居
(
しきゐ
)
を
跨
(
また
)
いで
明々地
(
あからさま
)
に
薄紅
(
うすくれなゐ
)
のぼやけた
絹
(
きぬ
)
に
搦
(
から
)
まつて
蒼白
(
あをじろ
)
い
女
(
をんな
)
の
脚
(
あし
)
ばかりが
歩行
(
ある
)
いて
來
(
き
)
た。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
葱を伏せつつ、
怖々
(
こは/″\
)
と
畝
(
うね
)
の
凸
(
たか
)
みを
凝視
(
みつ
)
めゆく
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
「何か御用?」と、
怖々
(
こは/″\
)
訊
(
き
)
いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
(二人は腹をかゝへて笑ふ。加賀は
怖々
(
こは/″\
)
ながら透してみる。)
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
怖々
(
こは/″\
)
飛んで歸つたので、氣が付かなかつたことでせう」
銭形平次捕物控:266 処女神聖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見れば
鐵
(
てつ
)
の
延
(
の
)
べ
金
(
がね
)
にて四尺ばかりも有んかと思はれ
然
(
しか
)
も
握
(
にぎ
)
り
太
(
ふと
)
なる禪杖なり因て下男彌助は
戰々
(
ぶる/\
)
慄
(
ふるへ
)
ながら心のうちには是は何でも盜賊の
頭
(
かしら
)
に相違なし
慥
(
たし
)
かに今の
駕籠舁
(
かごかき
)
どもの仲間ならん飛だ奴が
這入
(
はひり
)
こんだと思ひ
怖々
(
こは/″\
)
ながら
腰
(
こし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お靜は
怖々
(
こは/″\
)
入口の障子を開けると
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
申立るにぞ原田
始
(
はじ
)
め一同笑ひに
堪兼
(
たへかね
)
最
(
もう
)
宜々
(
よい/\
)
林藏が
戻
(
もど
)
り次第に
早々
(
さう/\
)
知
(
しら
)
せろコリヤ
家主
(
いへぬし
)
嘉右衞門林藏が歸りしならば
早速
(
さつそく
)
に
同道
(
どうだう
)
せよと申付られ
引取所
(
ひきとるところ
)
へ林藏は
立戻
(
たちもど
)
りし故に
家主
(
いへぬし
)
嘉右衞門は林藏に
斯
(
かく
)
と申
聞
(
きけ
)
ければ林藏は
何事
(
なにごと
)
やらんと
怖々
(
こは/″\
)
ながら
其所
(
そこ
)
へ出れば
町方
(
まちかた
)
役人村役人二人共
附添
(
つきそひ
)
手先
(
てさき
)
の者は
立働
(
たちはたら
)
き一
同
(
どう
)
居並
(
ゐなら
)
んで居る故只
肝
(
きも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
怖
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
々
3画
“怖”で始まる語句
怖
怖気
怖毛
怖氣
怖怖
怖味
怖畏
怖気立
怖気付
怖愕