“怖怖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おどおど50.0%
こはごは25.0%
こわごわ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而して時として稚気を帯びた淫心からこづき廻はされたり、処女のやうに怖怖おどおどしたり、又は凶悪の仮面を装つたり、嫉妬したり、狂つたり、踊つたりした。今でも君は全くの自然児である。
材木をひいてきた馬や牛が垣根につながれてるのを伯母さんにおぶさつて怖怖こはごはながら見にゆく。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
髪の結様ゆいようどうしたらほめらりょうかと鏡にむかって小声に問い、或夜あるばん湯上ゆあがり、はずかしながらソッと薄化粧うすげしょうして怖怖こわごわ坐敷ざしきいでしが、わらい片頬かたほに見られし御眼元めもと何やらるように覚えて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)