『愛の詩集（あいのししゅう）：02 愛の詩集のはじめに（02 あいのししゅうのはじめに）』

室生君。 涙を流して私は今君の双手を捉へる。さうして強く強くうち振る。君は正しい。君の此詩集は立派なものだ。人間の魂で書かれた人間の詩だ。さうしてここに書かれた君の言葉は尽く人間の滋養だ。君の甦りは勇ましい。さうして純一だ。魂は無垢だ、透明 …

著者	北原白秋
ジャンル	文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約15分（500文字/分）
朗読目安時間	約24分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

言（もの） 自（おのづか） 念（こころ） 果（み） 牧草（まきくさ） 殴打（たた） 呵責（さいな） 地面（ぢべた） 妊娠（みもち） 朱欒（ザムボア） 灯（あかり） 清（すず） 粗々（あらあら） 粛（しめ） 蜩（かなかな） 陰欝（じめじめ） 黎明（しののめ） 剥（む） 夜（よる） 心（しん） 羞痒（こそば） 初初（うぶうぶ） 開（あ） 試（ため） 彷徨（さまよ） 虔（つつ） 後髪（うしろがみ） 其処（そこ） 細細（こまごま） 怖怖（おどおど） 粗（あら） 病葉（わくらば） 惨（みじ） 淑（しと） 湿婆（シバ）

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