はい)” の例文
旧字:
是以こゝをもつて君をはいして親王を立、国柄こくへいを一人の手ににぎらんとの密謀みつぼうあり 法皇ほふわうも是におうじ玉ふの風説ふうせつありとことばたくみざんしけり。時に 延喜帝御年十七なり。
我封建の時代に諸藩の相互に競争して士気しきやしなうたるもこの主義に由り、封建すでにはいして一統の大日本帝国と
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
成程なるほどときれば監獄かんごくや、瘋癲病院ふうてんびょういんはいされて、正義せいぎ貴方あなた有仰おっしゃとおかちめるでしょう、しかし生活せいかつ実際じっさいがそれでかわるものではありません。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
××観音は、東京でいえばまあ浅草あさくさといった所で、境内けいだいに色々な見世物小屋がある。劇場もある。それが田舎けに、一層はいたい的で、グロテスクなのだ。
百面相役者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
虎「おふざけでないよ、お前さんがいくら器量がくても、今は男色かげまはおはいしだよ」
やむをえず負えるくつをとりおろして穿うがち歩むに、一ツ家のわらじさげたるを見当り、うれしやと立寄り一ツ求めて十銭札を与うるに取らず、通用は近日にはいせらるる者ゆえいときらいて
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
投薬にってでも食慾を促進させ、偏食を直すようにすること、学校は、気分次第にして遅刻や早退をさせるのはよいが、全然学業をはいして転地療養等をするのは不可であること、なぜなら
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その人はたいそううでのある人だけれどもだんだんに目が悪くなって、早く療治りょうじをしないとめくらになって画家をはいさねばならなくなるから、どうか金を送って医者に行けるようにしてやりたい。
燕と王子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そこで旧武田家きゅうたけだけ政弊悪政せいへいあくせいはこのさいつとめてはいしまするが、兵法奨励へいほうしょうれい御岳大講会みたけだいこうえ行事ぎょうじだけは、なんとか保存ほぞんいたしたいと考えて、昨秋さくしゅうかたちばかりはやりましたが、当時とうじ諸国紛端しょこくふんたんの折から
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是以こゝをもつて君をはいして親王を立、国柄こくへいを一人の手ににぎらんとの密謀みつぼうあり 法皇ほふわうも是におうじ玉ふの風説ふうせつありとことばたくみざんしけり。時に 延喜帝御年十七なり。
(秀吉に通じて、われをはいさんとはかる逆臣ども)
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それきり学業をはいしてしまった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
はいすること 草宿わずかのまをも待たず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
百余年をてもはいせざりしが、のちくにのみだれたるによりてこれを火葬くわさうせしとぞ。
百余年をてもはいせざりしが、のちくにのみだれたるによりてこれを火葬くわさうせしとぞ。