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寢込
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ねこ
お
歳暮には
何ほど
下さりますかと、
朝より
寢込みて
父の
歸りを
待ちしは
此金なり、
子は三
界の
首械といへど、まこと
放蕩を
子に
持つ
親ばかり
不幸なるは
無し
醉つ
拂つたか、
寢込んだか、
馬方め、
馬鹿にしやがると、
異説、
紛々たる
所へ、
提灯片手に
息せいて
彼等は
直ちにグリフォン(
鷲頭獅身の
怪物)の
所へ
來て、
日向ぽつこしながら
寢込んで
了ひました。
ぐつすりと
寢込んで
居た、
仙臺の
小淵の
港で——
霜の
月に
獨り
覺めた、
年十九の
孫一の
目に——
思ひも
掛けない、
艫の
間の
神龕の
前に、
凍つた
龍宮の
几帳と
思ふ、
白氣が
一筋月に
透いて
火をかき
立ててくれたので、ほか/\いゝ
心持になつて、ぐつすり
寢込むだ。
所で
地震前のその
大雪の
夜である。
晩食に
一合で、いゝ
心持にこたつで
寢込んだ。ふすま
一重茶の
室で、
濱野さんの
聲がするので、よく、この
雪に、と
思ひながら、ひよいと
起きて、ふらりと
出た。