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古城
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こじやう
お弟子は随分あるが、世間に聞えてゐる人達には、
生田長江、小山内薫、
沼波瓊音、栗原
古城、山田耕作、岡田三郎助などいふ
顔触がある。
海岸に
近き
山、
山には
松柏茂り、
其頂には
古城の
石垣を
殘したる、
其麓の
小高き
處に
立つて
居るのが
大島小學校であります。
言ふまでも
無く、
其の
面影、
其の
姿は、
古城の
天守の
囚と
成つた、
最惜い
妻を
其のまゝ、と
豁然として
悟ると
同時に、
腕には
斧を
取る
力が
籠つて
翌
朝は早く出てブレラの
美術館が
開くまで市内の各所を
駆歩いた。スフオルチエスコの
古城は
方形の珍しい城であつた。
あるものの中に在れば、病院となりし
古城に
居る心地す。
青碧澄明の
天、
雲端に
古城あり、
天守聳立てり。
濠の
水、
菱黒く、
石垣に
蔦、
紅を
流す。
温泉の柳絮
古城に見し柳絮遼陽県に散るなる柳絮
待てよ、
恁うまで、
心を
曳かるゝのは、よも
尋常ごとでは
有るまい。
伝へ
聞く
沼の
中へは
古城の
天守が
倒に
宿る……
我が
祖先の
術の
為に、
怪しき
最後を
遂げた
婦が、
子孫に
絡る
因縁事か。