“よりかゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
倚凭33.3%
倚掛20.0%
凭懸13.3%
凭掛13.3%
倚懸6.7%
寄凭6.7%
恁懸6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その額の下に燈臺守の子供らしい娘が倚凭よりかゝつて立つて居た。猶よく見やうとするうちに、一艘の汽船が駿河灣の方から進んで來た。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
さる十三にちぼくひとつくゑ倚掛よりかゝつてぼんやりかんがへてた。十いへものてしまひ、そとあめがしと/\つてる。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
巡査じゆんさ交番かうばん凭懸よりかゝつて
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ベンチに凭掛よりかゝつて昼日中ひなか居眠をして居る立派な服装の細君もある。れて来た五六匹の犬が裾の所で戯れて居るなどは呑気のんきだ。犬を婦人が可愛かあいがることは子供を可愛かあいがる以上とも云ひたい位だ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
唯一度私が小さい桶を擔いで、新家の裏の井戸に水汲に行くと、恰度ちやうど其處の裏門の柱に藤野さんが倚懸よりかゝつてゐて、一人潸々さめ/″\と泣いてゐた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
助十と聞ば知れるにちがひなしと其夜は河岸にいし材木ざいもく積置つみおきし處へゆき寄凭よりかゝりて少しまどろまんとするに知らぬ江戸といひ此所こゝは如何なる處やらんもしとがめられなば何と答んと心を苦しめ夜の明るを待事まつことしう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これから推上おしあがらうとふのに一呼吸ひといきつくらしく、フトまると、なかでも不精ぶせうらしいみのすそながいのが、くものやうにうづまいただんしたの、大木たいぼくえんじゆみき恁懸よりかゝつて、ごそりと身動みうごきをしたとおもへ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)