倚掛よりかゝ)” の例文
と、柱に倚掛よりかゝって碌に弾けやアしませんが、いやアな姿になってポツ/\端唄はうたの稽古か何かを致して居りますうちに、旦那がおいでになります。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さる十三にちぼくひとつくゑ倚掛よりかゝつてぼんやりかんがへてた。十いへものてしまひ、そとあめがしと/\つてる。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
木に倚掛よりかゝつて、四辺あたりかまはずといふ姿で居ます。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)