“待事”の読み方と例文
読み方割合
まつこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
助十と聞ば知れるにちがひなしと其夜は河岸にいし材木ざいもく積置つみおきし處へゆき寄凭よりかゝりて少しまどろまんとするに知らぬ江戸といひ此所こゝは如何なる處やらんもしとがめられなば何と答んと心を苦しめ夜の明るを待事まつことしう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して他國へ行し故是も今度の用に立ず斯打臥うちふし居て御兄弟樣ののがれ來らるゝを待事まつこと本意なさよと宵より頻に聞耳を立てゝ枕をもたげ我身の病苦は打忘うちわすれて幾度いくたびとなく家内のものを門へいだしては氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)