“ひきう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引受64.7%
引請20.6%
引承2.9%
引移2.9%
秘笈2.9%
罷休2.9%
貔貅2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只今たゞいまはお気楽きらくでございますよ、みなさんがたまかせツきりで、憲法発布けんぱふはつぷりまして、それからはみなえらいかた引受ひきうけてんでもなさるのです。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
これまでも二三度頼まれたことがあるから、おやすい御用と引請ひきうけて、さて宛名はと聞いてみると、小林だ。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
もとより貫一が力のあたふべきにあらず、鴫沢隆三の身一個ひとつ引承ひきうけて万端の世話せしにるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
今日きょううこそわたくしをおびくださいました。』と守護霊しゅごれいさんはいつものひかちな態度たいどうちにもこころからのうれしさをたたえ、『わたくしがこちらの世界せかい引移ひきうつてから、かれこれ四百ねんにもなりますが、 ...
菱山ひしやまの事をいふにつきて此書の事をおもひいだせしが、かゝる精撰大成せいせんたいせいしよむなしく秘笈ひきうにありてにしられざるがをしければこゝにいへり。
呉王ごわういはく、『將軍しやうぐん(一一)罷休ひきう(一二)しやけ、寡人くわじんくだりてるをねがはず』と。孫子そんしいはく、『わういたづら其言そのげんこのんで、其實そのじつもちふることあたはず』
ちてもりしづかに、かぜむで肅殺しゆくさつつるところえだ朱槍しゆさうよこたへ、すゝき白劍はくけんせ、こみち漆弓しつきうひそめ、しもやじりぐ。峻峰しゆんぽうみな將軍しやうぐん磊嚴らいがんこと/″\貔貅ひきうたり。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)