“ひきうつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引移92.9%
轉居7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この店は馬喰町四丁目でしたが、後には小伝馬町こでんまちょう引移ひきうつして、飾提灯かざりちょうちん即ち盆提灯や鬼灯提燈ほおずきちょうちんを造った。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
『日まで聞いた。——松平家へ出入の者から聞いたのじゃ。吉良家の引移ひきうつりは八月の二十日迄と申す』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たくはへ後江戸へ轉居ひきうつりて今かゝ大層たいそうの暮しはすれども生得しやうとく律義りちぎの男にて少も惡氣わるきなく人の言事を何に寄ず眞實まことなりと思ふにぞ此度も吾助が言葉を眞實まことと思ひいさゝか疑ふ心なく奉公の中に五十兩金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)