“とひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トヒ
語句割合
都鄙35.5%
26.3%
22.4%
土肥3.9%
戸樋2.6%
肚皮2.6%
2.6%
徒費1.3%
質問1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都鄙とひ到る所の住宅、公共の建築物、生産設備、工場、倉庫、あらゆる種類の建設物(いうまでもなく、それを支える土地を含ませない)
かんじられしがわざとおせんに向はれ其方は其前より傳吉と密通みつつうせしと憑司より申立まをしたてしが此儀如何なるやととひければおせん少しはかほ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うづむ今ま三四年せば卷烟草一本吸ひ盡さぬ間に蝦夷ゑぞ長崎へも到りヱヘンといふ響きのうちに奈良大和へも遊ぶべしいはんや手近の温泉塲などとひ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
足柄あしがり土肥とひ河内かふちに出づる湯の世にもたよらに児ろが言はなくに (同・三三六八)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大寺の戸樋とひを仰ぎぬ秋の雨
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「愛酒等間任歳移。読書不復解時宜。検来四百四般病。最是難医我性痴。」一肚皮とひは時宜に合はない。病は治すべくして、痴は治することが出来ない。これも亦レジニアシヨンの語である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
はなしたふむつゆのあしたならぶるつばさ胡蝶こてふうらやましく用事ようじにかこつけて折々をり/\とひおとづれに餘所よそながらはなおもてわがものながらゆるされぬ一重垣ひとへがきにしみ/″\とはもの言交いひかはすひまもなく兎角とかくうらめしき月日つきひなり隙行ひまゆこまかたちもあらば手綱たづな
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
むなく前言を取り消して、永く膝下しっかにあるべきむねを答えしものから、七年の苦学を無にして田夫野人でんぷやじんと共に耒鋤らいじょり、貴重の光陰こういん徒費とひせんこと、如何いかにしても口惜しく、また妾の将来とても
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
青邨はいつだつたかの淡窓の答へを思ひ出して、うにも合点がつてんの往かないらしかつた。で、立続たてつゞけに今一つの質問とひを投げ出した。
ひだりかけみきはしり、四面八角しめんはつかく縱横無盡じうわうむじんとひ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)