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せいらい
ふりがな文庫
“
生來
(
せいらい
)” の例文
新字:
生来
熱情はなるほど、
生來
(
せいらい
)
闇に迷へるものたるに恥ぢず、烈しく激するであらう。そして慾望はあらゆる
果敢
(
はか
)
ないことを夢見るだらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
麁末
(
そまつ
)
な
棺臺
(
くわんだい
)
は
少
(
すこ
)
し
堆
(
うづたか
)
く
成
(
な
)
つた
土
(
つち
)
の
上
(
うへ
)
に
置
(
お
)
かれて、
二
(
ふた
)
つの
白張提灯
(
しらはりちやうちん
)
と
二
(
ふた
)
つの
花籠
(
はなかご
)
とが
其
(
その
)
傍
(
そば
)
に
立
(
た
)
てられた。お
品
(
しな
)
は
生來
(
せいらい
)
土
(
つち
)
を
踏
(
ふ
)
まない
日
(
ひ
)
はないといつていゝ
位
(
ぐらゐ
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
生來
(
せいらい
)
貴方
(
あなた
)
は
怠惰者
(
なまけもの
)
で、
嚴格
(
げんかく
)
で
無
(
な
)
い
人間
(
にんげん
)
、
其故
(
それゆゑ
)
貴方
(
あなた
)
は
何
(
な
)
んでも
自分
(
じぶん
)
に
面倒
(
めんだう
)
でないやう、
働
(
はたら
)
かなくとも
濟
(
す
)
むやうと
計
(
ばか
)
り
心掛
(
こゝろが
)
けてゐる、
事業
(
じげふ
)
は
代診
(
だいしん
)
や、
其他
(
そのた
)
のやくざものに
任
(
まか
)
せ
切
(
き
)
り
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
如何
(
どう
)
も申されねどお
前
(
まへ
)
さまのお
優
(
や
)
さしさは
身
(
み
)
にしみて
忘
(
わす
)
れませぬ
勿躰
(
もつたい
)
なけれどお
主樣
(
しゆうさま
)
といふ
遠慮
(
ゑんりよ
)
もなく
新參
(
しんざん
)
の
身
(
み
)
のほども
忘
(
わす
)
れて
云
(
い
)
ひたいまゝの
我儘
(
わがまゝ
)
ばかり
兩親
(
ふたおや
)
の
傍
(
そば
)
なればとて
此上
(
このうへ
)
は
御座
(
ござ
)
いませぬ
左
(
さ
)
りながら
悔
(
くや
)
しきは
生來
(
せいらい
)
の
鈍
(
にぶ
)
きゆゑ
到底
(
とて
)
も
御相談
(
ごさうだん
)
の
相手
(
あいて
)
には
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その人達の心は、私が見知らぬ他人として近づいた時にも
生來
(
せいらい
)
の愛情と尊敬で私を感動させてしまつた程であつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
生來
(
せいらい
)
子
(
こ
)
を
持
(
も
)
つたことのない
彼
(
かれ
)
はお
品
(
しな
)
一人
(
ひとり
)
が
手頼
(
てたのみ
)
であつた。お
品
(
しな
)
に
死
(
し
)
なれて
彼
(
かれ
)
は
全
(
まつた
)
く
孤立
(
こりつ
)
した。さうして
老後
(
らうご
)
は
到底
(
たうてい
)
勘次
(
かんじ
)
の
手
(
て
)
に
託
(
たく
)
さねばならぬことに
成
(
な
)
つて
畢
(
しま
)
つたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
宗教は、隨分私の爲めになりました。
生來
(
せいらい
)
の素質を、最もよく利用し、僕の性質を矯正したり訓練したりして。しかし宗教も僕の性質を根絶することが出來なかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
然
(
しか
)
し
自分
(
じぶん
)
は
入夫
(
にふふ
)
といふ
關係
(
くわんけい
)
もあるしそれに
生來
(
せいらい
)
の
寡言
(
むくち
)
なので
姻戚
(
みより
)
の
間
(
あひだ
)
の
協議
(
けふぎ
)
にも
彼
(
かれ
)
は
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
來
部首:⼈
8画
“生來”で始まる語句
生來潤