“せいらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生来35.3%
性来32.4%
性來17.6%
生來11.8%
政賚2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
就中なかんずく儂の、最も感情を惹起じゃっきせしは、新聞、集会、言論の条例を設け、天賦てんぷの三大自由権を剥奪はくだつし、あまつさのうらの生来せいらいかつて聞かざる諸税を課せし事なり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
やがては墨染すみぞめにかへぬべきそでの色、発心ほつしんは腹からか、坊は親ゆづりの勉強ものあり、性来せいらいをとなしきを友達いぶせく思ひて、さまざまの悪戯いたづらをしかけ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やがては墨染すみぞめにかへぬべきそでいろ發心はつしんはらからか、ぼうおやゆづりの勉強べんきようものあり、性來せいらいをとなしきを友達ともだちいぶせくおもひて、さま/″\の惡戯いたづらをしかけ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
麁末そまつ棺臺くわんだいすこうづたかつたつちうへかれて、ふたつの白張提灯しらはりちやうちんふたつの花籠はなかごとがそのそばてられた。おしな生來せいらいつちまないはないといつていゝぐらゐであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此女は八右衛門の歿後に里方法成寺ほじやうじ村の門田氏に帰り、男子なんし一人はみなしごとなつて門田政周せいしうに養はれ、其子儀右衛門政賚せいらいの弟にせられた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)