“しょうらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
松籟50.0%
将来24.1%
招来8.6%
性来6.9%
生来6.9%
請来3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次は高く風を受けてもただ琴のに通うといわるるいわゆる松風まつかぜすなわちいわゆる松籟しょうらいがあるばかりで毫も動ぜぬその枝葉です。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「あれで、なかなかかんがえぶかいところがあって、将来しょうらいのあるひとおもっていたのに。」と、おとうさんは、おしまれました。
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところが、その中の一名で、しかも三木一城の今日の運命を招来しょうらいした発頭人ほっとうにんであるところの別所賀相よしすけが、いつのまにか姿をかき消していた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元々木や石で出来上ったと云う訳ではないから人の不幸に対して一滴の同情くらいはゆうに表し得る男であるがいかんせん性来しょうらい余り口の製造に念がっておらんので応対に窮する。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
れが私の生来しょうらい活動の始まり。有らん限りの仕事を働き、何でもしない事はない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
拙僧の解釈はきっと仏徒には不平でしょうが、そもそも、はっきりした国体のうえへ、中古に請来しょうらいされた仏教です。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)