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満開
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まんかい
ふりがな文庫
“
満開
(
まんかい
)” の例文
旧字:
滿開
まっ
白
(
しろ
)
で
雪
(
ゆき
)
のような
花
(
はな
)
さ。それが
満開
(
まんかい
)
の
時分
(
じぶん
)
はちょうど、一
村
(
そん
)
が
銀世界
(
ぎんせかい
)
となる。
中国
(
ちゅうごく
)
のいなかには、すももばかりの
村
(
むら
)
があるよ。
春さきの朝のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
がそうした
無邪気
(
むじゃき
)
な
乙女心
(
おとめごころ
)
に
戻
(
もど
)
っている
最中
(
さいちゅう
)
でした、
不図
(
ふと
)
附近
(
あたり
)
に
人
(
ひと
)
の
気配
(
けはい
)
がするのに
気
(
き
)
がついて、
愕
(
おどろ
)
いて
振
(
ふ
)
り
返
(
かえ
)
って
見
(
み
)
ますと、一
本
(
ほん
)
の
満開
(
まんかい
)
の
山椿
(
やまつばき
)
の
木蔭
(
こかげ
)
に
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ヤマユリはりっぱなユリであって、関東諸国に
野生
(
やせい
)
し、また人家にも作られている。大きな花が咲き、その
満開
(
まんかい
)
の時はよく
香
(
にお
)
う。その
花蓋片
(
かがいへん
)
は
元来
(
がんらい
)
は白色だが、片面に
褐赤色
(
かっせきしょく
)
の
斑点
(
はんてん
)
がある。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
山
(
やま
)
を一つ
越
(
こ
)
すと、すでに
桜
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
は
満開
(
まんかい
)
でした。ある
小
(
ちい
)
さな
駅
(
えき
)
にさしかかる
前
(
まえ
)
、
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
のある
土手
(
どて
)
で四、五
人
(
にん
)
の
工夫
(
こうふ
)
が、
並
(
なら
)
んでつるはしを
振
(
ふ
)
り
上
(
あ
)
げて
線路
(
せんろ
)
を
直
(
なお
)
していました。
汽車は走る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうそういつか
私
(
わたくし
)
がお
詣
(
まい
)
りしたのは
丁度
(
ちょうど
)
春
(
はる
)
の
半
(
なか
)
ばで、あちこちの
山
(
やま
)
や
森
(
もり
)
には
山桜
(
やまざくら
)
が
満開
(
まんかい
)
でございました。
走水
(
はしりみず
)
は
新井
(
あらい
)
の
城
(
しろ
)
から三四
里
(
り
)
ばかりも
隔
(
へだ
)
った
地点
(
ところ
)
なので、
私
(
わたくし
)
はよく
騎馬
(
きば
)
で
参
(
まい
)
ったのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
その
花容
(
かよう
)
、
花色
(
かしょく
)
すこぶる多様で、紅色、紫色、
白色
(
はくしょく
)
、黄色などのものがあり、また
一重咲
(
ひとえざ
)
き、
八重咲
(
やえざ
)
きもあって、その
満開
(
まんかい
)
を望むと
吾人
(
ごじん
)
はいつも、その花の
偉容
(
いよう
)
、その花の
華麗
(
かれい
)
に
驚嘆
(
きょうたん
)
を禁じ得ない。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
はじめてお
母
(
かあ
)
さんにつれられて、この
学校
(
がっこう
)
へ
上
(
あ
)
がったとき、お
母
(
かあ
)
さんは、あの
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
の
下
(
した
)
に
立
(
た
)
って、
自分
(
じぶん
)
たちが
遊戯
(
ゆうぎ
)
をするのを
見
(
み
)
ていられた。ちょうど
桜
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
が
満開
(
まんかい
)
であった。
汽車は走る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“満開”の意味
《名詞》
満 開(まんかい)
花がすっかり開くこと。
(出典:Wiktionary)
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“満”で始まる語句
満
満更
満足
満腔
満洲
満々
満潮
満干
満天星
満山