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此間
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こねえだ
ふりがな文庫
“
此間
(
こねえだ
)” の例文
此間
(
こねえだ
)
から一疋で六百ずつの
立前
(
たちめえ
)
になるんでせえ途方も
無
(
ね
)
え事だと思ってるくれえで、これが玉虫とか
皀角虫
(
さいかちむし
)
とかを
捕
(
と
)
るのなれば大変だが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「どうした、そんだが
此間
(
こねえだ
)
の
白
(
しろ
)
は
善
(
よ
)
かつたんべ、
彼
(
あ
)
れさ
打
(
ぶ
)
てな、あゝ
西
(
にし
)
のおとつゝあ、
白
(
しろ
)
ぢや
徴發
(
ちようはつ
)
はさんねえぞ」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「まだごわしねえ、もう出来さうな者だつて
此間
(
こねえだ
)
も
父様
(
とつさま
)
えらく
心配
(
しんぺい
)
のう
為
(
し
)
で御座らしやつたけ」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
己
(
おれ
)
を殺すべえとするだ、
汝
(
われ
)
え知ってべえ、
此間
(
こねえだ
)
も庚申塚で
己
(
おれ
)
を殺すべえと思って、
間違
(
まちげ
)
えて圓次郎を殺した時は、
汝
(
われ
)
も駆出したくらいだから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
俺
(
お
)
ら
嘘
(
ちく
)
いふな
嫌
(
きれ
)
えだから、そんだがあの
阿魔
(
あま
)
もづう/\しい
阿魔
(
あま
)
だ、
此間
(
こねえだ
)
なんざおつかこた
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
さねえかつちつたら、
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
さねえなんて
吐
(
ぬ
)
かしやがつて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
「虐使ふどころか、
此間
(
こねえだ
)
も
寝反
(
ねそべ
)
つただから、四俵つけるところを三俵にして来ただアが」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
百姓「
玄堂
(
げんどう
)
さん/\、
此間
(
こねえだ
)
頼んで置いた根本の荒物屋の
老爺
(
じい
)
さまを連れて来たから、玄堂さん
案内
(
あんねえ
)
して上げておくんなせえ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
此間
(
こねえだ
)
からなんでさ、ちつとばかしだが
落
(
お
)
ちたの
有
(
あ
)
りあんさ」おつぎは
小笊
(
こざる
)
の
底
(
そこ
)
の
粒栗
(
つぶぐり
)
を
出
(
だ
)
して
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
早「他のことでもねえが、
此間
(
こねえだ
)
汝
(
われ
)
がに話をしたが、
己
(
おら
)
ア
家
(
うち
)
の客人が病気になって、
娘子
(
あまっこ
)
が一人附いているだ、
好
(
い
)
い
女子
(
おなご
)
よ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兼「
左様
(
そう
)
急
(
せ
)
いちゃア尚分らなくならア、此のからす/\かんざえもんとア
此間
(
こねえだ
)
御新造が来た夕方の事でしょう」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わし
)
もハア何うかしてお目にかゝりてえと思って
心配
(
しんぺえ
)
して居やしたが、能くまア来ておくんなせえました、
此間
(
こねえだ
)
は焼けた跡へ吉原へ駈けてまいりやんして探しやしたが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
長「贅沢と云やア
雉子
(
きじ
)
の
打
(
うち
)
たてだの、山鳩や
鵯
(
ひよどり
)
は江戸じゃア喰えねえ、
此間
(
こねえだ
)
のア旨かったろう」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それに
此間
(
こねえだ
)
ちょっくら聞いたが、御当家には智仁勇の三人の家来があるとよ、
渡邊織江
(
わたなべおりえ
)
さんという方は慈悲深い人だから是が仁で、
秋月喜一郎
(
あきづききいちろう
)
かな是はえら
剛
(
きつ
)
い人で勇よ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
太「おゝ高平へ
往
(
い
)
くか、久しく
来
(
こ
)
ねえから案じていたが、
此間
(
こねえだ
)
五八が来て
家
(
うち
)
に
間違
(
まちげ
)
えのあった事も聞いていたが、
汝
(
われ
)
の
母親
(
おふくろ
)
のような悪人はねえ、宜く勘弁して
堪
(
これ
)
えているなア」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大
(
おお
)
きに御無沙汰をして、からどうも仕様がねえ、貧乏
暇
(
ひま
)
なしで、聞いておくんねえ、
此間
(
こねえだ
)
甚太
(
じんた
)
ッぽうがお
前
(
めえ
)
さん世話アやかせやがってねえ、からどうも
喧嘩
(
けんか
)
っ
早
(
ぱえ
)
いもんだからねえ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
下女「お早うござりやす、お寒うござりやす、只今お湯を上げやす、えゝ内の旦那どん、お客あはアお侍様だが、
此間
(
こねえだ
)
見たように座敷が
無
(
ね
)
えとって、グザラしっても困りやすのう」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此間
(
こねえだ
)
もお寺へ行ったら法蔵寺の和尚様ア因果経というお経を読んで聴かせて、因果という者アあるだから諦めねばなんねえて意見をいわれましたが、はアどうも諦めが付かなえで
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
汝がのような奴に惜しいもんだけんど、汝がに食わすと、
斯
(
こ
)
う
吐
(
ぬか
)
しやがるだ、己も
余
(
あんま
)
り腹が立ったから、何うかして
意趣返
(
いしゅげえ
)
しをしてやろうと思って、
此間
(
こねえだ
)
鹿角菜
(
ひじき
)
と
油揚
(
あぶらげ
)
のお
菜
(
さい
)
の時に
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
多「旦那さんお出なさいまし、
此間
(
こねえだ
)
は
私
(
わし
)
らが留守の所へお出でゞがんしたそうでんしたが、何時もろくな物も上げましねえでお
匇々
(
そう/\
)
べい致しやす、今日は又宜くいらっしゃいやんした」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
太「
此間
(
こねえだ
)
勘右衞門
(
かんえもん
)
の
所
(
とけ
)
へ頼んで置いた、
些
(
ちっ
)
とベエ
午房種
(
ごぼうだね
)
を貰うベエと思ってノウ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
三藏どんの
処
(
とこ
)
で法事があるで、
此間
(
こねえだ
)
此処
(
こゝ
)
に女が殺されて川へ
投
(
ほう
)
り込まれて有って、引揚げて見たら、
守
(
まもり
)
の中に
名前書
(
なめえがき
)
が
這入
(
へえ
)
って居たので、段々調べたら三藏どんが
家
(
うち
)
の
姪
(
めい
)
に当る
女子
(
おんなこ
)
で
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お前さまが
此方
(
こっち
)
へ越してから荒物屋を始めたが、酒でも干物でも
廉
(
やす
)
いんで
大
(
おお
)
評判だよ、調法だってよ、仕入が皆江戸
物
(
もん
)
を買って来るだから
好
(
い
)
いでや、
此間
(
こねえだ
)
の
干魚
(
ひもの
)
なざア
大層
(
てえそう
)
うまかったが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
前
(
めえ
)
さんなんぞはそんな事は
無
(
ね
)
えがね、中には道楽な坊主があるねえ、
此間
(
こねえだ
)
も亀屋へ往って浮かれていると、
彼楼
(
あすこ
)
のおすみという二十四五の、
一寸
(
ちょっと
)
小意気な女があるが、大層粋な声がするから
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此間
(
こねえだ
)
も
他処
(
よそ
)
から法事の饅頭が来た時、お店へも出ると彼奴は酒呑だから
甘
(
あめ
)
え物は嫌えだろう、それだのにさ、清助
汝
(
われ
)
がに饅頭をくれてやる、田舎者だから
此様
(
こん
)
な結構な物は食ったことは有るめえ
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“此間”で始まる語句
此間中
此間違