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あきらか
ふりがな文庫
“
明瞭
(
あきらか
)” の例文
が、
彼
(
かれ
)
は
年月
(
としつき
)
の
經
(
た
)
つと
共
(
とも
)
に、
此事業
(
このじげふ
)
の
單調
(
たんてう
)
なのと、
明瞭
(
あきらか
)
に
益
(
えき
)
の
無
(
な
)
いのとを
認
(
みと
)
めるに
從
(
したが
)
つて、
段々
(
だん/\
)
と
厭
(
あ
)
きて
來
(
き
)
た。
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
ふたのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「いやいやそれは明かされぬ。しかしそのうち自然自然
明瞭
(
あきらか
)
になる時節があろう。その時節を待たねばならぬ」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
而して「
諸
(
すべて
)
の人」と云えば過去の人をも含むのであって、彼等も亦何時か神の救を見ることを得べしと云う、而して是れ
現世
(
このよ
)
に於て在るべき事でないことは
明瞭
(
あきらか
)
である
聖書の読方:来世を背景として読むべし
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
今
(
いま
)
は
工事中
(
こうじちゆう
)
であるから、
明瞭
(
あきらか
)
に
知
(
し
)
る
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬが、
其
(
その
)
一種
(
いつしゆ
)
は
艇
(
てい
)
の
前端
(
ぜんたん
)
に
裝置
(
さうち
)
されたる
極
(
きは
)
めて
強硬
(
きようこう
)
なる、また
極
(
きは
)
めて
不思議
(
ふしぎ
)
なる「
衝角
(
しやうかく
)
」
一名
(
いちめい
)
「
敵艦衝破器
(
てきかんしやうはき
)
」と
呼
(
よ
)
ばれたる
軍器
(
ぐんき
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
過度の疲労に刺激されて、
反
(
かへ
)
つて
能
(
よ
)
く寝就かれなかつた。例の癖で、頭を枕につけると、またお志保のことを思出した。尤も
何程
(
いくら
)
心に描いて見ても、
明瞭
(
あきらか
)
に其人が浮んだためしは無い。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
殺したりと訴へ出たらば
敵
(
かたき
)
と言は武左衞門の娘光なる事云ずして
明瞭
(
あきらか
)
なり因て光を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼が三十一の年その作の中には芸術家としての行き詰りが
明瞭
(
あきらか
)
に現われはじめた。その年の末に発表されたある戯曲は、作者のこの芸術上の苦悶をはっきりと示していた。彼はあせった。迷った。
黄昏の告白
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
が、
彼
(
かれ
)
は
年月
(
としつき
)
の
経
(
た
)
つと
共
(
とも
)
に、この
事業
(
じぎょう
)
の
単調
(
たんちょう
)
なのと、
明瞭
(
あきらか
)
に
益
(
えき
)
の
無
(
な
)
いのとを
認
(
みと
)
めるに
従
(
したが
)
って、
段々
(
だんだん
)
と
厭
(
あ
)
きて
来
(
き
)
た。
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
うたのである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それから
歐洲
(
をうしう
)
を
渡
(
わた
)
つて、六七
年
(
ねん
)
以前
(
いぜん
)
の
事
(
こと
)
、
或
(
ある
)
人
(
ひと
)
が
佛京巴里
(
フランスパリ
)
の
大博覽會
(
だいはくらんくわい
)
で、
彼
(
かれ
)
に
面會
(
めんくわい
)
したとまでは
明瞭
(
あきらか
)
だが、
私
(
わたくし
)
も
南船北馬
(
なんせんほくば
)
の
身
(
み
)
の
其後
(
そのゝち
)
の
詳
(
つまびらか
)
なる
消息
(
せうそく
)
を
耳
(
みゝ
)
にせず、たゞ
風
(
かぜ
)
のたよりに、
此頃
(
このごろ
)
では
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
月
(
つき
)
明瞭
(
あきらか
)
ならんとすれば
浮雲
(
ふうん
)
之を
覆
(
おほ
)
ひ花
美麗
(
うるはし
)
からんとすれば風雨之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
揚げお年若には
似
(
に
)
給はで事理
明瞭
(
あきらか
)
なる今のお言葉御尤にて
返
(
かへ
)
す可き
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
とても候はず然ども
今將
(
いまは
)
た
貴君
(
あなた
)
樣が旦那樣御夫婦に
仰
(
おほ
)
せられてはお家の
騷
(
さわ
)
ぎ
只
(
たゞ
)
何
(
なに
)
事も忠兵衞が
不行屆
(
ふゆきとゞき
)
に
起
(
おこ
)
りし事ゆゑ一度は斷り候えども如何樣とも爲し彼娘の病氣の有無を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
瞭
常用漢字
中学
部首:⽬
17画
“明瞭”で始まる語句
明瞭度