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拂曉
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ふつげう
ふりがな文庫
“
拂曉
(
ふつげう
)” の例文
新字:
払暁
拂曉
(
ふつげう
)
に
目醒
(
めさ
)
めて、
海岸
(
かいがん
)
へ
飛出
(
とびだ
)
して
見
(
み
)
ると、
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
武村兵曹等
(
たけむらへいそうら
)
は
既
(
すで
)
に
浪打際
(
なみうちぎわ
)
を
逍遙
(
せうえふ
)
しながら、いづれも
喜色滿面
(
きしよくまんめん
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其
(
そ
)
の
力
(
ちから
)
が
烈
(
はげ
)
しい
程
(
ほど
)
拂曉
(
ふつげう
)
の
霜
(
しも
)
が
白
(
しろ
)
く、
其
(
そ
)
れが
白
(
しろ
)
い
程
(
ほど
)
亂
(
みだ
)
れて
飛
(
と
)
ぶ
鴉
(
からす
)
の
如
(
ごと
)
き
簇雲
(
むらくも
)
を
遠
(
とほ
)
い
西山
(
せいざん
)
の
頂巓
(
いたゞき
)
に
伴
(
ともな
)
うて
疾風
(
しつぷう
)
は
驅
(
かけ
)
るのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
以て
奉願上
(
ねがひあげたてまつり
)
候一赤坂傳馬町長助店道十郎後家光奉申上候
去
(
さんぬ
)
る寶永七年八月廿八日
拂曉
(
ふつげう
)
芝
(
しば
)
札
(
ふだ
)
の
辻
(
つじ
)
に於て麹町三丁目
町醫
(
まちい
)
村井長庵弟十兵衞
國元
(
くにもと
)
へ出立仕候
節
(
せつ
)
人手
(
ひとで
)
に
罹
(
かゝ
)
り相果候
其場
(
そのば
)
に私し
夫
(
をつと
)
道十郎所持
印付
(
しるしつき
)
の
傘
(
かさ
)
捨
(
すて
)
有之候より道十郎へ
御疑念
(
ごぎねん
)
相掛
(
あひかゝ
)
り候哉其節の御月番中山出雲守樣御奉行所へ夫道十郎儀
病中
(
びやうちう
)
御召捕
(
おめしとり
)
に相成
入牢
(
じゆらう
)
仰
(
おほ
)
せ付けられ候處御吟味中牢死仕つり死骸の儀は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
して、
櫻木君
(
さくらぎくん
)
の
一行
(
いつかう
)
は
意外
(
ゐぐわい
)
の
天變
(
てんぺん
)
のために、
來
(
きた
)
る二十五
日
(
にち
)
拂曉
(
ふつげう
)
、
橄欖島
(
かんらんたう
)
の
附近
(
ふきん
)
にて
貴下等
(
きから
)
の
應援
(
おうえん
)
を
待
(
ま
)
つのですか、よろしい、
斯
(
か
)
く
承
(
うけたま
)
はる
以上
(
いじやう
)
は
最早
(
もはや
)
憂慮
(
いうりよ
)
するには
及
(
およ
)
びません。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大佐閣下
(
たいさかくか
)
よ、されば
吾等
(
われら
)
兩名
(
りようめい
)
は
今
(
いま
)
より
急
(
いそ
)
ぎ
印度國
(
インドこく
)
コロンボの
港
(
みなと
)
に
到
(
いた
)
り、十二
種
(
しゆ
)
の
秘密藥液
(
ひみつやくえき
)
を
凖備
(
とゝの
)
へて、
本月
(
ほんげつ
)
二十五
日
(
にち
)
拂曉
(
ふつげう
)
までには、
電光艇
(
でんくわうてい
)
が
待合
(
まちあ
)
はすべき
筈
(
はづ
)
の
橄欖島
(
かんらんたう
)
まで
赴
(
おもむ
)
かねばなりません。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
拂
部首:⼿
8画
曉
部首:⽇
16画
“拂”で始まる語句
拂
拂子
拂底
拂塵
拂出
拂放
拂方
拂辭
拂箱
拂腰