拂曉ふつげう)” の例文
新字:払暁
拂曉ふつげう目醒めさめて、海岸かいがん飛出とびだしてると、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ日出雄少年ひでをせうねん武村兵曹等たけむらへいそうらすで浪打際なみうちぎわ逍遙せうえふしながら、いづれも喜色滿面きしよくまんめんだ。
ちからはげしいほど拂曉ふつげうしもしろく、れがしろほどみだれてからすごと簇雲むらくもとほ西山せいざん頂巓いたゞきともなうて疾風しつぷうかけるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
以て奉願上ねがひあげたてまつり候一赤坂傳馬町長助店道十郎後家光奉申上候さんぬる寶永七年八月廿八日拂曉ふつげうしばふだつじに於て麹町三丁目町醫まちい村井長庵弟十兵衞國元くにもとへ出立仕候せつ人手ひとでかゝり相果候其場そのばに私しをつと道十郎所持印付しるしつきかさすて有之候より道十郎へ御疑念ごぎねん相掛あひかゝり候哉其節の御月番中山出雲守樣御奉行所へ夫道十郎儀病中びやうちう御召捕おめしとりに相成入牢じゆらうおほせ付けられ候處御吟味中牢死仕つり死骸の儀は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して、櫻木君さくらぎくん一行いつかう意外ゐぐわい天變てんぺんのために、きたる二十五にち拂曉ふつげう橄欖島かんらんたう附近ふきんにて貴下等きから應援おうえんつのですか、よろしい、うけたまはる以上いじやう最早もはや憂慮いうりよするにはおよびません。
大佐閣下たいさかくかよ、されば吾等われら兩名りようめいいまよりいそ印度國インドこくコロンボのみなといたり、十二しゆ秘密藥液ひみつやくえき凖備とゝのへて、本月ほんげつ二十五にち拂曉ふつげうまでには、電光艇でんくわうてい待合まちあはすべきはづ橄欖島かんらんたうまでおもむかねばなりません。