“拂塵”の読み方と例文
新字:払塵
読み方割合
はたき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おいこれ一寸ちよつと其所そこいてれ」とわたすと、きよめうかほをして、不思議ふしぎさうにそれを受取うけとつた。御米およねおく座敷ざしき拂塵はたきけてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「八番さんにお客樣だよ。一寸伺つておいで」其聲が止んだと思ふ間も無く、何處かの部屋で勇しい拂塵はたきの音が聞えるのはもう文太郎が其部屋の掃除に行つたものらしかつた。