“拂塵(はたき)” の例文
新字:払塵
「おい是(これ)を一寸(ちよつと)其所(そこ)へ置(お)いて呉(く)れ」と渡(わた)すと、清(きよ)は妙(めう)な顏(かほ)をして、不思議(ふしぎ)さうにそれを受取(うけと)つた。御米(およね)は奧(おく)で座敷(ざしき)へ拂塵(はたき)を掛(か)けてゐた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「八番さんにお客樣だよ。一寸伺つておいで」其聲が止んだと思ふ間も無く、何處かの部屋で勇しい拂塵(はたき)の音が聞えるのはもう文太郎が其部屋の掃除に行つたものらしかつた。