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払塵
ふりがな文庫
“払塵”の読み方と例文
旧字:
拂塵
読み方
割合
はたき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたき
(逆引き)
作は時ならない
払塵
(
はたき
)
の音を聞きつけて、
梯子段
(
はしごだん
)
から
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しの頭を出した。僕は彼女に書架の一部を
雑巾
(
ぞうきん
)
で拭いて
貰
(
もら
)
った。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
箒と
払塵
(
はたき
)
と
雑巾
(
ぞうきん
)
とを持った女中が、慌てて駈けてきた。周平は長く廊下に待たせられた。掃除がすんで室にはいったが、先刻の黴臭い匂いが鼻についていた。
反抗
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
彷徨
(
うろつ
)
きながら、見ぬ振をして横目でチョイチョイ見ていると、お糸さんが赤い
襷
(
たすき
)
に白地の手拭を
姉様冠
(
あねさまかぶ
)
りという甲斐々々しい
出立
(
いでたち
)
で、私の机や本箱へパタパタと
払塵
(
はたき
)
を掛けている。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
払塵(はたき)の例文をもっと
(6作品)
見る
払
常用漢字
中学
部首:⼿
5画
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
“払”で始まる語句
払
払暁
払子
払底
払拭
払下
払退
払物
払方
払階
検索の候補
塵払
“払塵”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
夏目漱石
豊島与志雄