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其次
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そのつぎ
ふりがな文庫
“
其次
(
そのつぎ
)” の例文
ドッと見物の間に笑い声が起ったので、
其次
(
そのつぎ
)
の「いつ
余所
(
よそ
)
の男とくッつくかも知れなかった」という言葉は危く聞き洩す所だった。
白昼夢
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
なしたりし事なれば尋ねの
廉々
(
かど/\
)
明白
(
めいはく
)
に白状に及びし故
其次
(
そのつぎ
)
に願山を
呼
(
よび
)
出されて其方京都に有りし
時
(
とき
)
日野家に於ては
何役
(
なにやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
料理人の方では最上の料理を
食
(
く
)
はして、
叱
(
しか
)
られたものだから、
其次
(
そのつぎ
)
からは二流もしくは三流の料理を
主人
(
しゆじん
)
にあてがつて、始終
褒
(
ほ
)
められたさうだ。此料理人を見給へ。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
遂
(
つひ
)
に
隊長
(
たいちやう
)
二
人
(
にん
)
を
斬
(
き
)
りて
以
(
もつ
)
て
徇
(
とな
)
へ、
其次
(
そのつぎ
)
を
用
(
もつ
)
て
隊長
(
たいちやう
)
と
爲
(
な
)
す。
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
復
(
ま
)
た
之
(
これ
)
に
鼓
(
こ
)
す。
婦人
(
ふじん
)
、
(九)
左右前後跪起
(
さいうぜんごきき
)
、
皆
(
みな
)
、
(一〇)
規矩繩墨
(
きくじようぼく
)
に
中
(
あた
)
り、
敢
(
あへ
)
て
聲
(
こゑ
)
を
出
(
いだ
)
すもの
無
(
な
)
し。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
其次
(
そのつぎ
)
行
(
い
)
つた時に、
腹
(
はら
)
が立ちましたからギーツと
表
(
おもて
)
を開けて、
廊下
(
らうか
)
をバタ/″\
駈出
(
かけだ
)
して、
突然
(
いきなり
)
書斎
(
しよさい
)
の
開
(
ひら
)
き
戸
(
ど
)
をガチリバタリと
開
(
あ
)
けて先生の
傍
(
そば
)
まで
行
(
ゆ
)
きました、先生は
驚
(
おどろ
)
いて先
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
例
(
れい
)
になき
子細
(
しさい
)
らしきお
客
(
きやく
)
を
呼入
(
よびい
)
れて二
階
(
かい
)
の六
疊
(
ぢよう
)
に
三味線
(
さみせん
)
なしのしめやかなる
物語
(
ものがたり
)
、
年
(
とし
)
を
問
(
と
)
はれて
名
(
な
)
を
問
(
と
)
はれて
其次
(
そのつぎ
)
は
親
(
おや
)
もとの
調
(
しら
)
べ、
士族
(
しぞく
)
かといへば
夫
(
そ
)
れは
言
(
い
)
はれませぬといふ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其次
(
そのつぎ
)
は、何円以上は手拭、風呂敷、メリンスの風呂敷といふやうに、買物額に応じて品物を添へて貰つたものであつたがもうそれも廃せられて、今は得意先に盆暮に配られる十二支の風呂敷の他に
買ひものをする女
(新字旧仮名)
/
三宅やす子
(著)
其次
(
そのつぎ
)
には
經濟
(
けいざい
)
を
心得
(
こゝろえ
)
る
人
(
ひと
)
は、
衞生
(
ゑいせい
)
に
注意
(
ちゆうい
)
する
人
(
ひと
)
は、
火
(
ひ
)
の
用心
(
ようじん
)
を
好
(
この
)
むものは、と三
行
(
ぎやう
)
に
並
(
なら
)
べて
置
(
お
)
いて
其後
(
そのあと
)
に
瓦斯竈
(
ガスがま
)
を
使
(
つか
)
へと
書
(
か
)
いて、
瓦斯竈
(
ガスがま
)
から
火
(
ひ
)
の
出
(
で
)
てゐる
畫
(
ゑ
)
迄
(
まで
)
添
(
そ
)
へてあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
兄
(
あに
)
ですか」とよし子は
其次
(
そのつぎ
)
に
聞
(
き
)
いた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
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常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“其次”で始まる語句
其次第