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一軒家
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いつけんや
ふりがな文庫
“
一軒家
(
いつけんや
)” の例文
奧山家
(
おくやまが
)
の
一軒家
(
いつけんや
)
に、たをやかな
女
(
をんな
)
が
居
(
ゐ
)
て、
白雪
(
しらゆき
)
の
絲
(
いと
)
を
谷
(
たに
)
に
繰
(
く
)
り
引
(
ひ
)
く
絲車
(
いとぐるま
)
の
音
(
おと
)
かと
思
(
おも
)
ふ。……
床
(
ゆか
)
しく、
懷
(
なつか
)
しく、
美
(
うつく
)
しく、
心細
(
こゝろぼそ
)
く、
且
(
か
)
つ
凄
(
すご
)
い。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
銀行
(
ぎんかう
)
を
横
(
よこ
)
にして、
片側
(
かたがは
)
は
燒
(
や
)
け
原
(
はら
)
の
正面
(
しやうめん
)
に、
野中
(
のなか
)
の
一軒家
(
いつけんや
)
の
如
(
ごと
)
く、
長方形
(
ちやうはうけい
)
に
立
(
た
)
つた
假普請
(
かりぶしん
)
の
洋館
(
やうくわん
)
が
一棟
(
ひとむね
)
、
軒
(
のき
)
へぶつつけがきの(
川
(
かは
)
)の
字
(
じ
)
が
大
(
おほ
)
きく
見
(
み
)
えた。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
畷道
(
なはてみち
)
少
(
すこ
)
しばかり、
菜種
(
なたね
)
の
畦
(
あぜ
)
を
入
(
はひ
)
つた
處
(
ところ
)
に、
志
(
こゝろざ
)
す
庵
(
いほり
)
が
見
(
み
)
えました。
侘
(
わび
)
しい
一軒家
(
いつけんや
)
の
平屋
(
ひらや
)
ですが、
門
(
かど
)
のかゝりに
何
(
なん
)
となく、むかしの
状
(
さま
)
を
偲
(
しの
)
ばせます、
萱葺
(
かやぶき
)
の
屋根
(
やね
)
ではありません。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
唐
(
たう
)
の
玄宗
(
げんそう
)
、
南
(
みなみ
)
の
方
(
かた
)
に
狩
(
かり
)
す。
百官
(
ひやくくわん
)
司職
(
ししよく
)
皆
(
みな
)
これに
從
(
したが
)
ふ
中
(
なか
)
に、
王積薪
(
わうせきしん
)
と
云
(
い
)
ふもの
當時
(
たうじ
)
碁
(
ご
)
の
名手
(
めいしゆ
)
なり。
同
(
おな
)
じく
扈從
(
こじう
)
して
行
(
ゆ
)
いて
蜀道
(
しよくだう
)
に
至
(
いた
)
り、
深谿
(
しんけい
)
幽谷
(
いうこく
)
の
間
(
あひだ
)
にして
一軒家
(
いつけんや
)
に
宿
(
やど
)
借
(
か
)
る。
其
(
そ
)
の
家
(
いへ
)
、
姑
(
しうと
)
と
婦
(
よめ
)
と
二人
(
ふたり
)
のみ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
町
(
まち
)
なかの
此處
(
こゝ
)
も
同
(
おな
)
じ、
一軒家
(
いつけんや
)
の
思
(
おもひ
)
がある。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“一軒家”の解説
一軒家または一軒屋(いっけんや)とは、一戸建て(いっこだて)の住宅として建設された家の建物。略して戸建(こだて)ともいう。マンションやアパートなどの集合住宅の対義語。
居住者が建物を所有する場合のほか、貸家として賃貸される場合もある。また団地には集合住宅が立ち並ぶものだけでなく、売り主が建売住宅を建設して分譲したり、宅地を分譲して土地購入者が一軒家を建てる形の戸建団地(こだてだんち)もある。
平屋(1階建て)の一軒家の形態をとる集合住宅は「長屋」と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“一軒”で始まる語句
一軒
一軒立
一軒毎
一軒路