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ふりがな文庫
“
一切
(
すべて
)” の例文
誰かこの
一切
(
すべて
)
のものに
依
(
よ
)
りてエホバの手のこれを作りしなるを知らざらんや。
一切
(
すべて
)
の
生物
(
いきもの
)
の
生気
(
いのち
)
及び
一切
(
すべて
)
の人の
霊魂
(
たましい
)
共に彼の手の中にあり
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
が此一瞬は、自分にとつて極めて大切なる一瞬であつた。自分は此一瞬に、目前に起つて居る出來事の
一切
(
すべて
)
を、よく/\解釋することが出來た。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
空なる状態 まことに、因縁より生ずる
一切
(
すべて
)
の
法
(
もの
)
は、ことごとく空です。空なる状態にあるのです。まさしく「樹を割りてみよ、花のありかを」です。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
月
(
つき
)
が
三
(
み
)
ツ
四
(
よ
)
ツ
出
(
で
)
て
路
(
みち
)
を
照
(
て
)
らすのも、
案山子
(
かゝし
)
が
飛
(
と
)
ぶのも、
傘
(
からかさ
)
の
車
(
くるま
)
も、
其
(
そ
)
の
車
(
くるま
)
に、と
反身
(
そりみ
)
で、
斜
(
しや
)
に
構
(
かま
)
へて
乗
(
の
)
つた
像
(
ざう
)
の
活
(
い
)
けるが
如
(
ごと
)
きも、
一切
(
すべて
)
自分
(
じぶん
)
の
神通力
(
じんつうりき
)
の
如
(
ごと
)
くに
感
(
かん
)
じて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
仕事はあなたにあなたの欲する
一切
(
すべて
)
のものを與へませう
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
が此一瞬は、自分にとつて極めて大切なる一瞬であつた。自分は此一瞬に、目前に起つて居る出来事の
一切
(
すべて
)
を、よく/\解釈することが出来た。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
さて、観自在菩薩が、般若の宗教を体験せられたその結果は、どうであったかといいますと、「五
蘊
(
うん
)
はみな空なりと
照見
(
しょうけん
)
せられて、ついに
一切
(
すべて
)
の
苦厄
(
くるしみ
)
を度せられた」
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
十二節に「これその青くしていまだ
苅
(
か
)
らざる時にも他の
一切
(
すべて
)
の草よりは早く枯る」とあるは、
旱魃
(
かんばつ
)
来
(
きた
)
りて水退くやこの二つの草が
忽
(
たちま
)
ち枯るることをいうたのである。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
読書、習字、算術等、
一切
(
すべて
)
の科学何かある、
唯
(
たゞ
)
紅粉粧飾
(
こうふんさうしよく
)
の余暇に於て学ばむのみ。琴や、歌や、
吾
(
われ
)
はた虫と、鳥と、水の音と、風の声とにこれを聞く、
強
(
しひ
)
て卿等を労せざるなり。
醜婦を呵す
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
煤
(
すす
)
も香を吐く花かと映り、蜘蛛の巣は
名香
(
めいこう
)
の
薫
(
かおり
)
が
靡
(
なび
)
く、と心時めき、この世の
一切
(
すべて
)
を
一室
(
ひとま
)
に縮めて、そして、海よりもなお広い、金銀珠玉の御殿とも、宮とも見えて、
令室
(
おくがた
)
を一目見ると
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なに
)
か、自分は世の中の
一切
(
すべて
)
のものに、
現在
(
いま
)
、
恁
(
か
)
く、
悄然
(
しょんぼり
)
、
夜露
(
よつゆ
)
で
重
(
おも
)
ッくるしい、
白地
(
しろじ
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
の、しおたれた、細い姿で、
首
(
こうべ
)
を垂れて、唯一人、由井ヶ浜へ通ずる砂道を
辿
(
たど
)
ることを、
見
(
み
)
られてはならぬ
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なに
)
か、
自分
(
じぶん
)
は
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
一切
(
すべて
)
のものに、
現在
(
いま
)
、
恁
(
か
)
く、
悄然
(
しよんぼり
)
、
夜露
(
よつゆ
)
で
重
(
おも
)
ツくるしい、
白地
(
しろぢ
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
の、しほたれた、
細
(
ほそ
)
い
姿
(
すがた
)
で、
首
(
かうべ
)
を
垂
(
た
)
れて、
唯一人
(
たゞひとり
)
、
由井
(
ゆゐ
)
ヶ
濱
(
はま
)
へ
通
(
つう
)
ずる
砂道
(
すなみち
)
を
辿
(
たど
)
ることを、
見
(
み
)
られてはならぬ
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
悪左衛門をはじめ
夥間
(
なかま
)
一統、すなわちその人間の瞬く間を世界とする——瞬くという一秒時には、日輪の光によって、
御身
(
おみ
)
等が
顔容
(
かおかたち
)
、衣服の
一切
(
すべて
)
、
睫毛
(
まつげ
)
までも写し取らせて、御身等その生命の終る後
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
で、
一切
(
すべて
)
の事は、秘密に貴婦人が
取
(
とり
)
まかなう。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“一切”で始まる語句
一切合財
一切経
一切合切
一切衆生
一切空
一切蔵経
一切我今皆懺悔
一切有
一切断面
一切皆空